「学校を辞める」とまで言った娘が求めるのは人並みの青春。かつてのイメージと見学会では見抜けなかった中高一貫校の変容

2026.09.16 LIFE

中には「まぁ、医学部行こうと思ったらこんなもんじゃないですか?」という生徒も

 

実際には、多くの宿題をこなしながらも楽しい学校生活を送っている生徒のもちろんいるそう。

 

「娘の数少ない学校の友人で、ご両親が医師で『男子が苦手なので女子校楽しいです!』と言っている読書好きな子がいます。彼女は、週1の文化部に名前だけ所属しています。週4でラーニングセンターに通う日々も、『まぁ、医学部行こうと思ったらこんなもんじゃないですか?』と言って、ラーニングセンター帰りにアイスを食べたりして楽しんでいるみたいです」

 

しかしAちゃんは、ラクロスで汗を流す日々に憧れており、将来の夢は「アニメの会社に入ること」だそう。

 

「もはや、『ラクロスでなくても、バスケでもテニスでもなんでもいい! 青春がない。みんな勉強以外には覇気がない』とお怒りモードで、宿題も『体調不良』を理由に手を抜いているそう。修学旅行は行くそうですが、任意参加の留学もラーニングセンターもスルー。中学受験の時にお世話になった個別指導塾の系列校で、高校受験の勉強に勤しんでいます」

 

内申書はある程度意識はしているそうですが、そこまで期待していないそう。

 

「最初は『もう学校行かないし、大検受けるから高校なんてどうでもいい』と勉強自体を嫌になっていたようですが。個別指導塾の先生に、それなりの偏差値で自由な校風、内申書はそれほど重視しない私立をいくつか紹介されて俄然やる気になったみたいです」

 

ラーニングセンターアレルギーを起こした娘は、個別指導塾を選び高校受験へ

 

佳子さんは、ラーニングセンターで勉強するのも、個別指導塾に通うのも大差ないのでは? と疑問を持ったこともあるそう。

 

「でも娘にとっては違うんですよね。もはやラーニングセンターアレルギーです。目標が『人並みの青春』で、『医学部』とか『難関国立大学』ではないので、モチベーションも違うんだと。あとは、週1、趣味でダンスを習い始めたのである程度体を動かしているのもストレス解消になるそうです。ちなみに学校にもダンス部はあるのですが『やる気のない部活ならいっそ習い事のほうがいい』そうです」

 

Aちゃんは、父親の母校の、自由な校風と系列大学推薦枠を持つ共学私立高校と、帰国子女も多い国際系の私立女子校を目指しているそう。

 

「本人は、『どっちも落ちたら通信制高校でいいから、その場合、半年くらい留学するから』と言っていますが、今のままなら、第一は分かりませんが第二志望はなんとなかりそうです。中学受験でつけた学力は無駄にはなっていませんが、仕事や親の介護にかまけて、情報収集を塾にまかせて『ざっくりしか雰囲気を捕らえなかった』ことを反省しました。今は、とにかくがんばって働いて、留学費用を貯めています」

 

>>この記事の前編:進学実績が急伸した中高一貫女子校がブラック化?「日本一宿題が多い」とぼやく娘が高校受験へ舵を切った理由

 

本作は取材に基づいたストーリーですが、プライバシーの観点から、個人が特定されないよう随時事実内容に脚色を加えています。

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