「この苦しみはいつまで続くの?」寝込んでばかりだった更年期、60歳でようやく実感したこと
寄り添ってくれる医師との出会い。「心の健康は体の健康から」と実感
閉経を機に持病の片頭痛が悪化したのは54歳の年でした。当時は介護の仕事をしていましたが、片頭痛が始まると3~4日は寝込んでしまうため、月に何度も仕事を休んでいました。
職場は女性が多かったので、更年期への理解はしてくれていたと思います。ですが、休んでばかりで迷惑をかけていることには変わりありません。心苦しさから退職を申し出たところ、上司から「グループ会社の高齢者向け住宅でコンシェルジュをやってみないか」と提案していただきました。コンシェルジュなら、体の調子と相談しながら働けるとのことで、56歳の春からコンシェルジュとして働き始めました。
ちょうどこの頃、友人から勧められた婦人科へ通い始めました。この病院は、車で片道1時間半、峠を越えていく場所にありました。
病院へ着き、診察室でこれまでのつらい経験を一通り話すと、担当の医師がひと言「つらかったですね」と言ってくれました。何気ない言葉ですが、水を飲んでも吐き戻すほどの頭痛が続き、職場に迷惑をかけてしまうことで生きていることがつらい状態だった私の心にじ~んとしみわたり、救われる気持ちがしました。「この先生なら寄り添ってくれる」そう思った私は、遠くてもこの病院へ通う決意をしました。
この病院では、漢方薬を処方されるとともに、首やひざの痛みを取る鍼治療も受けました。漢方薬はあまり効果を感じませんでしたが、鍼治療で首やひざの痛みが楽になると、不思議と心も少し前向きになれました。このとき「心の健康は体の健康から」だと実感しました。
しかし、長距離通院に耐えられず… 次ページ
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ライター・薬機法管理者
力武亜矢
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