「死んだほうがマシ」から「早く行きたい!」まで変化。認知症の義母を変えた「デイサービスへの誘い方のコツ」とは

高齢になると「与えられる」ことばかり? 「人に与える」が、こんなに大切だったとは

デイサービスを「別の場所」としてオススメする二つ目は、「お稽古の場」。サークルから一歩進み、「手芸・編み物教室」のような場所として紹介するという案。「さすがに教室となると、『先生は誰?』となってしまうのでは」と疑問に思っていると、「先生は、お義母さまということでどうでしょう?」とのこと。

 

思えば、社会福祉士の方は一度お義母さんに会ったことがあり、そのときの「私は長いこと編み物をやっていて、よく自宅に友だちを招いて教えてた」という話を覚えてくれていたのです。「お義母さまは、きっと『人の役に立つ』ということに喜びを感じる方だと思うので、先生とまでは言わず、『ぜひ、皆さんに教えてあげて』とお願いすれば応じてくれる気がしませんか?」とも。

 

確かにお義母さんは、人の役に立つことも教えることも好きだった! さっそく社会福祉士の方にお礼を言い、ケアマネさんに連絡。今回の「案」にも賛同してもらい、すぐに希望するデイサービスの担当の方に諸々の状況と“作戦”を話してもらえることになりました。

 

ひとまず「趣味(手芸・編み物)のサークル活動の場」としてお義母さんを見学に誘い、正式に通えることになったら「編み物の先生」としての役割も担ってもらう。デイサービスの担当者の方も理解があり、全面的に協力してくれることに。

 

担当者の方曰く、お義母さんと同じように「自分の役割を求める方」は、一定数いるそう。家事が好きだった方には、(安全や衛生面を考慮したうえで)食材の下処理や洗濯物を畳むことなどをお願いしたところ、以前より心身ともに元気になり、笑顔も増えたとか。

 

コロナ禍以降、利用者がこういったサポートに入ることは以前より難しくなったそうですが、ケアマネさんも「高齢になると、どうしても『与えられる』ことが多くなりますよね。でも、人に何かを『与える』ことは自信にもつながるので、すごく大事なんですよ」と話してくれました。

 

▶「早く行きたい!」義母が変わった理由は

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