「夫って、私にとって必要なのかな」相談するのをやめた妻が気づいた、夫がいなくても困らない現実
リフォームの終わった床を見た夫の「第一声」
工事が終わると、古かった床はきれいになり、壁紙も新しくなって、家の中が見違えるほど明るくなりました。Tさんは、リフォームをして本当によかったと心から思いました。
ところが夫からは、「きれいになったな」という言葉も、「ありがとう」という言葉もありませんでした。新しくなった床を見ながら、最初に言ったのは、
「俺だったら、この色にはしなかったけどな」
という一言でした。Tさんは愕然としました。
「何度も見本を見せたよね。どっちがいいって聞いたじゃない」
「俺はそんなの覚えてない」
「壁紙だって聞いたよ」
「だからって、お前が全部勝手に決めていいってことじゃないだろ」
Tさんは耳を疑いました。何度も相談し、床の色も壁紙もどれがいいのか聞き、業者もどこにすべきか相談しました。それでも夫は相談には乗らず、知らんぷりをしていたのです。
しかも、費用をすべて出したのはTさんでした。
自分では何も決めず、業者とのやり取りもせず、費用も出していない。それなのに、すべてが終わってから「勝手に決めた」と文句を言うのです。夫は、床の色や壁紙に強い希望があったわけではありません。自分が何も決めなくても、妻が自分の判断で物事を進めることが気に入らないのです。
夫婦で相談して決めたいのではなく、最終的には自分の言うことに妻が従う関係でいたい。それが、Tさんの夫が求めていた夫婦関係でした。
以前のTさんなら、何度も相談したことや、本当は一緒に決めたかったことを、夫にわかってもらおうと説明していたでしょう。でも、この日はもう説明する気になれませんでした。何を言っても、最後には自分が悪いことにされる。それなら、もう夫に相談しなくてもいい。今回のリフォームを通して、夫に相談しないほうが物事はスムーズに進み、自分自身も楽なのだと、Tさんは気づいたのです。
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