「クチくさっ」エレベーターで男子高生のひと言に凍りついた53歳女性。突然口臭が強くなった理由は
「何階ですか?」と声をかけた直後、聞こえてきた言葉
ある日、駅ビルで働く順子さん(53歳)が仕事終わりにエレベーターに乗ると、後から2人組の男子高生が入ってきました。
「何階ですか?」
と順子さんが口を開いたとたん、顔をしかめる男子高生たち。
「3階お願いします」
男子高生のうちの1人が答えた後に、
「口クサ……」
と、もう片方の男子高生が小声で言った言葉が聞こえ、順子さんはショックで息が止まりそうになりました。
口臭対策をしても、拭えない不安
男子高生の一言に大きなショックを受けた順子さん。
「それ以来、こまめに水分をとったり、マウスウォッシュを使ったりと必死に口臭対策するようになりました。でも、前よりも口が乾くようになった気がして、臭わないか心配です」
口臭が気になって不安のあまり、人と話すこと自体を避けるようになってしまいました。
「このままでは、口臭のせいで毎日を楽しめない……」
思いつめた順子さんは、口臭の原因や対策法をネットなどで必死に調べました。その結果、更年期女性の悩みにドライマウスによる口臭があることを発見したそうです。
「最近、口が乾く…」更年期と口臭の意外な関係
「自分の口臭も、きっと更年期が関係しているにちがいない」
そう確信した順子さんは、婦人科を受診しました。
「女性ホルモンが減少する更年期は、唾液の量が減少して口の中が乾燥するため、口臭がひどくなる女性も多いです。漢方でバランスを整えていきましょう」
と医師に説明を受けて、漢方薬が処方されました。
処方された漢方薬は、白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)。
白虎加人参湯は、からだにこもった余分な熱を冷まし潤いを補うことで、ドライマウスや口臭の改善が期待できる漢方薬です。
「漢方を始めてから口の乾きが軽減して、だんだんと口臭が気にならなくなってきました。人と話すことも、エレベーターに乗るのももう怖くないです」
本編では、エレベーターで男子高生から言われた言葉をきっかけに、自分の口臭を強く意識するようになった53歳の順子さんのお話をお届けしました。
▶▶「クチくさっ」と言われないために! このほか、更年期の粘膜の乾燥感を緩和できる漢方は? どんな人におすすめですか?
では、薬剤師・清水みゆきさんに、更年期に起こる口の乾燥や口臭にはどのような対策があるのか、粘膜の乾燥感をやわらげるためのケアについて教えてもらいます。
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