ずっと細身だった私が「メタボ」!? 49歳、胸よりおなかが出て初めて知った“内臓脂肪”の怖さ
「私は太らない」と思っていた。ダイエットとは無縁の49年間

イラスト/lely
加奈子さん(49歳)の体験談です。
「もともと童顔で年齢より若くみられるタイプでした。しかも、昔から細身でいくら食べても太らなくて、ダイエットとは無縁だったんです」
かわいらしい顔立ちでスタイルがよい加奈子さんは、周囲からチヤホヤされる人生だったそう。
「正直いうと、自分より太った人を見て優越感に浸ることも多かったですね。ママ友が流行りのダイエットの話や痩せたい談義をしているのを横目に、心の中ではこっそり笑っているタイプでした」
ウソでしょ?卒業式のスーツが入らない
お子さんが無事に第一志望の高校に合格し、喜びのなか、卒業式の準備をしていたときのことです。
「お気に入りのフォーマルワンピースを着るつもりだったのですが、おなかがつかえて着ることができなかったんです。たった数年の間に、太っていたなんて……」
顔まわりや太ももはほとんど変わっていないので、体形の変化に気づかなかったという加奈子さん。
「胸よりもおなかのサイズが大きくなって、おなかもぽっこり……まさか自分が『服がキツイ』というときがくるなんて、屈辱です」
姿見鏡にうつる、まるでりんごのようなまんまる体形に、加奈子さんはすっかり落ち込んでしまいました。
顔や脚は変わらないのに、おなかだけ出るのはなぜ?
内臓脂肪とは、腹部の内臓周りに蓄積される脂肪のことです。
皮膚のすぐ下についている皮下脂肪と比べて、つきやすく落ちやすいのが特徴です。
腹部に脂肪が集中している体形は「りんご型」と呼ばれます。
内臓脂肪型肥満の目安となる腹囲が、男性は85cm以上、女性は90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質のうち2つ以上が基準値から外れると、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と診断されます。
内臓脂肪型肥満の原因は、運動不足や高カロリーな食生活、ストレスなどです。
内臓脂肪がたまると、心臓病や糖尿病、脂質異常症などのリスクが高まるとされています。とくに、内臓脂肪は血管に悪影響を及ぼしやすく、動脈硬化を進行させて、心筋梗塞や脳卒中の原因となる可能性があるため注意が必要です。
本編では、昔から細身で「いくら食べても太らない」と思っていた49歳の加奈子さんが、子どもの卒業式を前に、数年ぶりのフォーマルワンピースが入らなくなっていたことに気づくまでをお届けしました。
顔や脚の印象はほとんど変わっていないのに、おなかだけがぽっこり。こうした“りんご型体形”には、内臓のまわりにつく「内臓脂肪」が関係している場合があります。
▶▶「昔は細かったから大丈夫」はキケン? 更年期女性に内臓脂肪がつきやすい理由
では、更年期に増えやすい内臓脂肪にはどのような対策があるのか、薬剤師・清水みゆきさんに、日常生活で見直したいポイントやダイエットの選択肢について教えてもらいます。
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