うっかりしがちな年賀状3つの重大マナー違反
文を添えるなら何と書く?
賀詞の次には、感謝を表す文を書きます。つまり、旧年中は大変お世話になりありがとうございましたという意味の言葉を書くわけです。この文にはさまざまな種類のものがあります。ネット上でも検索できますが、昨年頂いた年賀状を見て、自分が素敵だなと思うものを選ぶのも良いでしょう。
続いては、今年もおつきあいをお願いしたいという文を書きます。つまり、本年もご指導ご助言のほどよろしくお願い申し上げますという意味の言葉を書きます。
なお、写真やイラストがある年賀状の場合、スペース的にそれらの言葉を書く余裕がない場合もありますが、レイアウトを工夫し、目上の人だけには感謝の言葉を忘れないように書きましょう。
目上の人に「写真入り年賀状」はOKなの?
結婚をした時に仲人をしていただいた、出産のお祝いをいただいたなど、家族ぐるみでおつきあいのある上司などには、家族写真も喜ばれるでしょう。
しかし、そうではない場合、また相手の家族の状況によっては、家族写真がいやがられる時もあります。人によって、写真を使うか使わないか迷うくらいでしたら、仕事とプライベートの年賀状は、文言やデザインを分けた方が良いかもしれませんね。
うっかりしがちな年賀状の3大マナー違反
1・遅刻厳禁。元旦に届くように送ること
「2017(平成29)年用年賀はがきの引受開始は12月15日(木)からになります。年賀状は12月25日(日)までにお出しください。」
日本郵政グループ(https://www.post.japanpost.jp/question/140.html)
ちょっとした遅刻なら許してくれる友人宛ては後回し。まずは目上の人の年賀状を書いてしまいましょう。いくらお世話になった気持ちが言葉に収まっていても、遅刻をしたら台無しです。時間厳守はマナーの基本のき。年賀状は元旦につくようにしましょう。
万が一遅れてしまった場合は、松の内(関東1月7日、関西1月15日)までに出します。以降は「年賀状」ではなく「寒中見舞い」となります。
2・句読点は使わない
儀礼的な文章には句読点を使わないという慣習があります。使ってしまっても咎められることはありませんが、ちょっと覚えておくと良いでしょう。
3・役職は名前の上に書くもの
役職は、会社名の次ではなく、名前の上に書きます。
例
○○株式会社○○部○○課
主任○○○○様
日本の文化を大切に
元旦に届いて、相手も自分も元気であることに感謝する「年賀状」。普段はSNSでの文字コミュニケーションばかりであっても、一年に一度だけ伝統を大切にし、言葉に意味をこめてご挨拶を差し上げる。平安時代から続く、そんな素敵な文化があること、大切にしたいものですね。
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