
「入選」の反対は「落選」でいいのかな…?意外と思いつかない3つの反対ことば
「入口」の反対は「出口」、「入力」の反対は「出力」。そう考えると「入」の反対語は「入」を「出」に変えれば済むような気になりますが、そうはいかない場合もあります。今日は「入」が付く熟語の反対語・対義語で「出」が付かないものを3つ集めてみましたよ。何問正解するでしょう。
1・入学の反対語・対義語でないものは?
答え
B 出校
解説
わざわざ解説することもありませんが、「入学」とは、ある学校の新しい生徒となること。「学校」に「入」るというイメージですね。「入」の反対の「出」はこの熟語では使えません。反対語・対義語としては、「卒業」と「退学」があります。「卒業」とは学校の全課程を学び終えること、「退学」とは生徒が在学中に、特別の理由で、自発的に学校をやめること。また、学校側から強制的にやめさせられることです。学び終えるか途中なのかの違いはありますが、「入学」の反対語であることでは同じです。
そして「出校」とは校正刷りを出すこと。また、校正刷りが出ることを言いますね。「登校」の意味でも使う場合がありますが、「入学」の反対語ではありません。
2・入選の反対語・対義語でないものは?
答え
C 受賞
解説
「入選」とは、選にはいること。応募した作品等が審査に合格することです。その反対語・対義語としては、「選外」と「落選」があります。「選外」とは選にもれること。「選外佳作」などのように使いますね。そして、「落選」とは選挙で落ちること、選にもれること、選ばれないことを言います。選挙に関してだけは「落選」の反対は「当選」で、「入選」とはいいませんが、そのほかの意味の「落選」の反対語は「入選」です。
そして「受賞」とは賞をうけること。「入選」の反対語ではありませんね。
3・入念の反対語・対義語でないものは?
答え
A 脱略
解説
「入念」とは、細かいところまで行き届いていて、丁寧なこと。その反対語・対義語としては、「そりゃく」があり、漢字では「粗略」または「疎略」と書きます。物事の扱い方がいいかげんなこと。同じ意味の「ぞんざい」の方が使われることが多いかもしれませんね。
そして「脱略」とは、抜かすこと、省くことです。「疎略」はぞんざいであっても省くまではいかない状態ですが「脱略」は完全に抜けています。
どうでしたか? 「入」にはいろいろな意味があるので、反対語にもいろいろな漢字があてられるのですね。反対語を知ることで、言葉をより一層、深く知ることができます。
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