「あたえる」ではありません!「与る」の読み方、知っていますか?

馴染みのある漢字であっても、送り仮名で読み方がガラリと変わることがあります。それを知らず、「え、こう読むんじゃないの?」と漢字を読み間違えてしまったことがある人も多いのではないでしょうか。

本記事では、意外と読めない漢字のクイズを出題します。

本記事で紹介する漢字は「与る」。思わず「あたえる」と読みがちですが、「与る」の正しい読み方は「あたえる」ではありません。

「与る」を「あたえる」と読みがちですが、「あたえる」と読む場合の送り仮名は「え」を加えて「与える」と書かなければなりません。では「与る」はなんと読むのでしょうか。

「与る」の意味は、

1 物事にかかわりをもつ。関係する。関与する。
2 主に目上から、好意の表れとしてあることを受ける。こうむる。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

例文には「お招きに与る(〇〇〇る)」などが挙げられます。

正解はこちらです。

「あずかる」です。

「お招きに与る(あずかる)」という例文を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。「あずかる」とひらがなで表記されることのほうが多いので、「まさか「与る」と書くとは・・・!」と驚いた人も多いのではないでしょうか。

「あずかる」といえば「預かる」という漢字が浮かんだのではないでしょうか。同じ読み方ではありますが、その意味は

1 頼まれて人の身柄や物品を引き受けてその保管や世話をする。
2 物事の管理・運営を任される。
3 勝負や争いごとなどの間に入って、一切の処理を任せてもらう。
4 発表などを差し控える。保留して公にしない。

引用元:小学館 デジタル大辞泉

となり、「与る」とは異なります

意味が異なる「与る」と「預かる」ですが、語源は同じです。語源に関する文献は見つかりませんでしたが、学研全訳古語辞典によると「あづかる」という古語が、

  • 自動詞として活用→「与る」の意味
  • 他動詞として活用→「預かる」の意味

になることが紹介されています。

あづか・る 【与る】
自動詞ラ行四段活用
①関与する。かかわる。
②手に入れる。
③(目上の人の配慮・恩恵を)受ける。いただく。

あづか・る 【預かる】
他動詞ラ行四段活用
管理・保管する。あずかる。

参考文献:学研全訳古語辞典

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