開運!全国お雑煮「これがめでたい」2017

2017.01.02 FOOD

三が日は全国、大抵のご家庭で召し上がるお雑煮。でも、このお雑煮、実は峠を一つ隔てたら違うものになるくらいに、全国的にバリエに富んでいるんです。

いま日本でいちばんお雑煮を知る集団、dancyu特別編集ムック『お雑煮マニアックス』関係者に、そんな全国のお雑煮の中から「これは2017年に運がいいんじゃないか?」という視点で「推し雑煮」を聞きました! おせちにもお雑煮にも飽きたら「よそのお雑煮」もね!

お酒にもあいます!香川のお雑煮

西のお雑煮は白みそベースですが、このお雑煮はお餅もポイント。この時期は、つきたてのお餅の中にあんこを入れた、お雑煮専用のお餅が売られています。お餅を食べると、中から甘いあんこが出てくるんですが、それが汁部分のあまじょっぱさと抜群の対比。また、上にのせた青のりがいいアクセントになってるんです。これは新春から酒が進んでめでたい、ということで、私の推薦は香川県の「白味噌あん餅雑煮」です!

編集担当・プレジデント社 dancyu企画事業部 杉下春子さん

近くなのに異文化すぎる、中京・近畿の雑煮

お正月は縁起をかついで、いろいろな趣向を椀の中に盛り込みます。関西では「角が立っては縁起が悪い」意味で丸餅が主流であったり、名古屋ではお餅を焼かないことに「城(白)を焼かない」という意味が込められていたり。大阪では元日と二日目で味を変えて「飽きない(商い)」なんて言うそう。そんな僕は滋賀の出身ですが、お雑煮にきなこをかけるだなんて聞いたことがなかった。「奈良のきなこ雑煮」はこのご近所にも知られていないレアさがお宝感高く、推薦します!

販売担当・プレジデント社 販売部 副部長 椎野慎二さん

 

「賀来」=牡蠣。めでたい具が盛りだくさんの広島

全国どのお雑煮もその土地のめでたさ、運が凝縮されていて、どれとは推しがたいのですが、敢えて挙げるなら広島の牡蠣。転勤の多かった私には、正月は祖父母の住む広島のこの味がルーツのお雑煮なんです。この「牡蠣雑煮」、マジに美味い。ブリっと太ったいちばんおいしい時期の牡蠣が丸ごと入っているんですから、美味しくないわけがない。ちなみに牡蠣には「賀来」という字を当てますが、このほか広島県内は贅沢な素材づかいが特徴で、ハマグリやぶり、アナゴなどのバリエも。どこまでもおめでたいものを突っ込め!という気概、間違いなく開運です!

お雑煮マニアックス』監修者・粕谷浩子さん

 

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お雑煮マニアックス
粕谷浩子・監修 dancyu編集部・編 1,080円+税 プレジデント社
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粕谷さん監修の全国のお雑煮も!

バリエに富む全国のお雑煮のうちから8種類が、そのまま食べられるお雑煮パッケージ化されました。だしにこだわり抜き、ご家庭での作りたてを再現した「地元の味」。詳しくはストアをチェック!

パッケージはこんな感じ!

 

会津こづゆ雑煮の例。具の煮込みに大変な手間がかかるので、現地でもこうして具を売っている場合があるのだそう。

会津こづゆ雑煮を作ってみました!

 

博多のブリ雑煮ならこんな感じ!

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手に取って選びたいなら

また、この本とお雑煮8種類は、東京・市ヶ谷のDNPプラザでも販売中です。1/14まで、1Fのhontoコーナーにて。本とこだわりの食が関連展示されたDNPプラザは、カフェ併設でゆっくり楽しめる空間です。

■DNPプラザ
http://plaza.dnp/floor/1f-shop1.html
※年始の営業は1/6から

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