洗い残し多すぎ!ウイルス対策の「手洗い」、こんなところに注意!

新型肺炎ウイルスの感染拡大に伴い、町中のドラッグストアからはマスクが消えました。

「感染者が咳で飛沫を飛ばし拡散させないため」にはとても重要なマスクですが、

「感染しないためのガード」としては確実性に欠けると指摘する専門家も多数。

そろそろスギ花粉も飛び始める時期、できれば神経質になりすぎず、必要な人たちにマスクが行き渡るように…と思う人も多いでしょう。

さて、マスクともう一つ、重要とされるのが「手洗い」です。

では、手洗いでのガード率を上げるにはどうすればいいのでしょうか?

確認してみると、意外に知らないことばかり……。

 

びっくり!こんな場所が洗い残されている!

画像出典:政府インターネットTV(http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg7362.html?t=46&a=1)

 

トイレのあと、自宅への帰宅後、食事の前。

 

ほとんどの場合、手を洗うタイミングはこの3つでしょう。

 

おそらく、手を濡らし、石けんをつけて泡だて、手のひらをざっと洗ってから、流し、ハンカチで拭く…という手順ですが、ざっと流すだけではこんなところを洗い残している! 特に戦慄するのはこの3カ所。

 

1・指先

爪先の部分、爪と皮膚の間、甘皮の部分、指先のささくれの部分が洗い残されています。

2・指の間

指同士を組み合わせて洗わない限りは確かに洗い残される部分…。

3・親指~付け根

ここは個人的に一番の盲点。確かに、それほど丁寧に洗っていません。

 

爪は切ったほうがよさそう。普段よりもココを重点的に

上記の洗い残しを見る限り、自爪の人ならばできれば爪を短くしておいたほうが感染リスクを減らせそうです。

では、手はどう洗えばよいのでしょう。

画像出典・厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/dl/poster25b.pdf

1・手に水をつけ、手のひらを洗う

2・手の甲を洗う

ここまではみんなが毎日やっていることだと思いますが、いま大切なのはここから下です。

 

3・手のひらに逆の手の爪先を立てて置き、指先、爪の間を念入りに洗う

4・指と指を組み合わせて、指の間をよく洗う

爪の間、指の間を丁寧に洗うのが重要。さらにプラスしたいのが以下2点。

 

5・【重要】指4本で逆の手の親指をつかみ、ねじるように洗う

6・【重要】手首も洗う

かつて、絶対に風邪をひけないテレビのアナウンサーが、「帰宅後は毎日30分近くかけて手洗いをしている」と言っていました。その人は手首にとどまらず、ひじ下まで洗っていました。本来、そのくらい慎重に洗わねばならないのです。

 

消毒スプレーやジェルが置いてある場合、どう使う?

 

画像出典・厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka/0000123506.pdf

新型肺炎ウイルスや、多くの季節性インフルエンザウイルスは、石けんやアルコールでウイルスの外側にある「エンベロープ」を壊すことができます。ですので、流水での手洗いができない場合は、アルコールや消毒薬も有効です。

消毒方法のポイントはおおむね手洗いと同じ。

1・量はケチらず、ワンプッシュ分を全部手のひらに受ける

2・先に指先から消毒する

3・指先→指の間に続き、親指、手首にもよくすりこむ

消毒薬が乾燥するまでよくすりこんで使います。

 

今年は季節性インフルエンザの流行が止まっているとのこと。もしかして、新型肺炎の流行に伴い、みんなが慎重に手を洗っているおかげなのかもしれません。引き続き、重要ポイントをつかんで丁寧な手洗いを心がけたいものです。

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