
【実話】出会いの場は葬儀!50歳独女の逆転ホームラン婚とは【40代からのオトナ婚#4・前編】
40代以降で結婚した人=オトナ婚の経験者にインタビューするシリーズ第4回目は、50歳で結婚したクミさんの登場です。
どこで彼と出会ったの?
彼はどんな人?
どうしたら結婚できたの?
などなど、気になるオトナ婚の実態に、婚活中ライターのミナト薫(46歳)が迫ります。
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クミさん、50歳でご結婚をされたそうですね!
結婚を考えているアラフォー、アラフィフの希望の星と言ってもいい存在…。
ズバリ伺いますが、いったいどんな婚活をされたんですか?
「実は婚活は夫と出会う随分前にストップしていたんです」
クミさんが婚活をしていたのは、40代前半までだそう。
「30代後半の頃、結婚相談所に入会。いろんな男性をご紹介頂けたんですけど、皆さんちょっと変わった方ばかりで…。服装が不潔だったり、ものすごいケチだったり。結婚相談所は、人間性までは考慮して男性を紹介してくれないんですよね。年収は○○万円以上でないとダメ、勤務先は一流企業でないとダメと考える人には向いているのかもしれませんが、私には向いていませんでした」
というわけで40代前半には結婚相談所を退会。40代半ばになるころには、結婚願望自体なくなってしまったとか。
「私は仕事が大好きで、正直結婚なんてもうどうでもいいやって思っていました。仕事に打ち込む私を見て、親から『あまり年齢を重ねるとローンが組みづらいから、今のうちにマンションを買っておいたら?』とアドバイスされ、自分用のマンションを購入したんです」
マンションの契約をすませたのが46歳。新居への引っ越し目前のクミさんの元に、ある知らせが飛び込みました。
ドラマみたいにビビビっと
「小学校時代のクラスメートの男性が他界したんです。亡くなった彼には色々と事情があり、葬儀は友人一同で執り行うことになりました」
幼馴染がお金を出し合あって、お葬式を出したそうです。
それから一年後、一周忌の知らせが届きました。
「本当はその日、仕事が入っていたのですが、急に休みが取れて参加したんです」
朝からお墓参りをし、その後は故人を偲んで同級生たちで食事会へ。「もう一軒行こう」とハシゴをしているうちに、気がつけば夜9時。さすがにそろそろお開きという頃、残業を終えた一人の男性が到着。クミさんの前に腰をおろしました。
この人だれだっけ?
小学校にこんな人いた?
彼の名前はリョウスケさん。小学校には途中から転入してきたため、クミさんとは面識がありませんでした。一年前の葬儀にリョウスケさんも参列していましたが、当日は会計係を担当。ずっと後ろを向いて作業していたので、クミさんとは顔を合わせずじまい。この夜が二人にとって、初対面の場となりました。
かなり酔っ払っていたというクミさんは「私、蕎麦が大好きなの」などと話したそうですが、その晩のことはあまり記憶に残っていないそう。ただ、落ち着いた雰囲気のリョウスケさんに好印象を抱いたのは事実。「この人が独身だったら、私、結婚するだろうな」と思ったそうです。でも、年齢から判断して、彼は絶対結婚しているはず…。
それから10日後。幼馴染の男性から「リョウスケが年越し蕎麦の準備してるってよ。一緒に食べに行こう」と電話が入りました。リョウスケさんはクミさんが「蕎麦が好き」と言っていたのを覚えていてくれ、自ら蕎麦を打ってくれたらしいのです。
「年齢的にもリョウスケさんは結婚していると思ったので、大晦日に蕎麦を食べにお邪魔するなんてご家族に悪いから『また今度にしよう』とお断りしたんです」
そうしたら「あいつに家族はいないよ、バツイチだから」。
おおお!!リョウスケさんたら、独身だったんですね!クミさん、その時はどんな気持ちがしたんですか?
「嬉しかったに決まってるじゃないですか!」
これは!と思ったクミさん。そこからの怒涛の展開がスタートです。
大晦日:3人で年越し蕎麦を食べる。
元旦:3人で初詣へ。
1月3日:リョウスケさんが年越し蕎麦の残りを届けに、クミさんの実家の近所にあらわれる。蕎麦を実家に置き、クミさんは彼の家へ!
なんと、そこから半同棲生活がスタート。クミさんは、たまに実家に服を取りに帰るくらいで、ほぼ彼の家で暮らすようになったのです。
クミさん、すごいプッシュですね!
お付き合いをするといつもこんな感じなんですか?
「そんなわけ無いじゃないですか!(笑)。これが人生初の同棲です。自分から押して男性と付き合ったのも、彼が初めてです。よく結婚前に一緒に暮らすべきだって言いますけど、私は親の教えもあって同棲には反対だったんです。でも、今回だけは…。逃しちゃいけないと本能的に思ったのかもしれません」
同棲から一年後、問題勃発
購入したマンションに住むこともなく、彼の家での生活をスタートしたクミさん。これまで自分の親以外、「素」の自分を見せたことがなかったそうですが、彼の前では本来の自分を無理なく出すことができたそうです。
「私は男性の見た目にこだわりがあったのですが、リョウスケさんは私の想像とは違うタイプ(笑)。でも、一緒にいると落ち着けたんです」
幸せな気持ちで彼と暮らしていたクミさんですが、ご両親、特にお父様は「順番が違う!」と怒っていたとか(そりゃ、そうですよね)。
同棲から一年後。親思いのクミさんは、彼に「結婚するとかしないとかではなく、一度両親に挨拶をしてくれないか」と頼んだのですが…。
「もう少ししてからでいいかな?」とリョウスケさん。
何か理由はあるの?と聞いたら「ある。でも、今は理由も話せない」。
「今は結婚できないし、理由も言えない」。同棲中の彼が抱えていた重大な秘密とは?
後編を読む>>
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