実はタイミングが大事! 冷えの改善には「朝しょうが」がいい理由

体に冷えをためてしまうと免疫力が低下し、血のめぐりが悪くなります。「冷えは万病の元」という言葉がありますが、冷えて代謝が悪くなると肌あれ、便秘、胃もたれ、婦人科系トラブルなどさまざまな体のトラブルが出てくるのです。

体を温める食材として知られている「しょうが」ですが、実はとるタイミングも重要なのだとか。東洋医学をとり入れた治療を行っており、冷え性にくわしい目黒西口クリニック院長の南雲久美子先生にお聞きしました。

 

 

しょうがはなぜ「冷え」に効果的なの?

しょうがにはジンゲロール、ショウガオール、ジンゲロンが成分として含まれます。ショウガオールはジンゲロールを加熱したときに変化する成分ですが、より血行を促進し、温め効果があるといわれています。冷えに悩む人はしょうがを加熱してとることがよりおすすめです。

 

しょうがの効能はどんなものがある?

◆ 血行をよくして体を温める

◆ せき、たんをしずめる

◆ 胃腸の働きを強め、便秘や下痢を改善

◆ 血液をサラサラにする

◆ 新陳代謝をよくする

◆ うつうつとした気分を改善

◆ 殺菌効果

◆ むくみなど滞った体液の流れをよくする

◆ 発汗作用

 

 

なぜ「朝しょうが」が効果的なの?

しょうがはいつとってもいいのですが、朝食時に紅茶やスープ、みそ汁など加熱したものに加えてとるのがより効果的だといわれています。しょうがをとることで体の中に生じた熱は3時間はもつといわれるので、昼食まで温かく元気でいられるということになります。

冷えの改善だけでなく、胃腸を整えたり、血液をサラサラにしたり、気分をスッキリさせるためにも朝食時にしょうがを摂取する「朝しょうが」がおすすめです。

 

 

しょうがは1日に どのくらい?

よくいわれるのは1日10g、最大でも20gまでを目安に。刺激の強い食品なので、あまりたくさん食べることは避けましょう。ちなみに10gの目安は親指の第1関節から上までの大きさ。料理のレシピで1かけと書かれていたら、この大きさだと思ってください。

 

 

 

5分でOK!  寝起きの体を温める「朝しょうが」レシピ

朝から手軽でおいしく「しょうが」をとり入れるレシピを料理研究家の夏梅美智子先生に教えていただきました。

 

しょうが+シナモンでダブルの温め効果

シナモンしょうが紅茶

 

 

■材料(1人分)

紅茶(ホット)ティーカップ1杯

A         おろししょうが 適量

グラニュー糖 しょうがと同量

シナモンスティック 適量

■作り方

1Aのしょうがとグラニュー糖をまぜておく。

2温かい紅茶に好みの量の1を入れ、シナモンスティックでかきまぜて香りをつける。

★Aは冷蔵庫で2〜3日保存できる。

 

 

人気のゆず茶にしょうがをプラス

しょうがゆず茶

■材料(作りやすい分量)

ゆず 100g (1個、小さければ2個)

おろししょうが 100g

はちみつ 200g

■作り方

1ゆずはよく洗って薄切りにし、種を除く。

2しょうがと1、はちみつをまぜ、保存びんなどに詰める。

★冷蔵庫で7〜10日ほど保存可能。

 

 

休日の朝などのリラックスタイムに

ホットジンジャーワイン

■材料(1人分)

赤ワイン 好みの量

バナナ、しょうがゆず茶 各好みの量

ライム(またはレモン)、生のミント 各適量

■作り方

1赤ワインを温める。

2グラスにちぎったバナナを入れて赤ワインを注ぎ、しょうがゆず茶を加え、ライム、ミントを飾る。

 

どれも簡単に作れておいしくいただけるレシピです。一日の始まりである朝に体をあたためる「朝しょうが」でカラダ美人をめざしましょう!?

 

 

【しょうがを使ったおいしいレシピをもっと知りたいかたはコチラ】

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