フリー、パート、バイトがもらえる給付金は?最大100万の「持続化給付金」にあてはまる?

元国税局職員さんきゅう倉田です。国税局を辞めて、芸人になりました。

芸人に限らず、タレントは、そのほとんどが個人事業者です。だから、どのLINEグループでも、持続化給付金の話題で連日持ち切りとなっています。

みんなコロナの影響で、ライブや営業、テレビ出演がなくなり、収入が激減してしまいました。だから、生活のためにどうしても100万円が欲しい。

また、芸人の9割はアルバイトをしていますが、アルバイトで生計を立てているような芸人でも、事業収入があれば、給付金がもらえる可能性があります。

これは、芸人以外のフリーランスや個人事業者のみなさんも同様です。自分は対象なのか、対象であれば、いくらもらえるのか計算してみましょう。

 

まず、アルバイト・パートの人の休業保障は?

パート・アルバイトの人達は、お仕事が休みになっていれば、最低でも会社は6割の休業補償を受けているはずです。

中小企業なら、6割を超える部分は、国から補助が出ることになったので、10割もらえるはずです。

勤務先が国に申請をする必要があるので、まずは勤務先に相談してください。

自分で申請してもらえる給付は、特別定額給付金の10万円だけですが、生活困窮者向けの貸付制度があります。

 

 

詳しくは、大変わかりやすい厚生労働省の一覧を確認してください。

>>>こちらから

あなたが事業者の場合、経済産業省の一覧も確認してください。

>>>こちらから

 

「持続化給付金」対象はどんな個人事業者??

ぼくは芸人ですから、ぼくを含めたフリーランサー、個人事業者がもらえる「持続化給付金」について詳しく説明します。

パート・アルバイトの人は職場に交渉することになりますが、「持続化給付金」は自己申請だからです。

 

まず、給付を受けるには、2つの条件を満たす必要があります。

 

・去年、事業収入があって、今後も事業を継続する意思がある。

・今年になって、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、月の事業収入が半分以下になった。

 

だから、今年になってフリーランスになった人は対象になりません。また、去年からフリーランスになったけれど、去年は売上がなかった人も対象となりません。

さらに、今年になって売上が半分以下になった月がないともらえません。

 

では、売上をどのように比較するのでしょうか。まず、青色申告と白色申告で比較方法が異なります。

 

■青色申告の人

去年の青色申告決算書に書かれた月別の売上を確認します(書いていない方については、後ほど言及します)。
そして、今年の月別の売上(5月1日時点だと、1月~4月の売上)と比較します。
一回でもいいので、売上が半分になった月があれば、その売上に12をかけます。
その結果を、確定申告書の「収入金額等」の「営業等」の金額から引きます。
その結果が、もらえる持続化給付金です。
上限は100万円なので、100万円を超えていても、それを超えた金額はもらえません。

 

■白色申告の人

去年の確定申告書の「収入金額等」の「営業等」の金額を12で割ります。
その金額を去年の月別の売上として、今年の月別の売上(5月1日時点だと、1月~4月の売上)と比較します・
一回でもいいので、売上が半分になった月があれば、その売上に12をかけます。

 

■確定申告をしていない人

もらえません。速やかに確定申告をしましょう。コロナの影響で2019年分の確定申告はできないけれど、2018年分の確定申告書は持っているという人は、2018年分を基に計算し、証拠として写真を提出します。

 

添付書類は何を用意するの??

青色申告と白色申告で異なります。

■青色申告の人

確定申告書B
青色申告決算書(月別の売上が書いていない場合、白色申告と同じ方法で計算したい場合は、提出不要)
預金通帳
今年の売上がわかるもの
本人確認書類

■白色申告の人

確定申告書
通帳
本人確認書類
今年の売上がわかるもの
本人確認書類

これらをスマホで写真を取って、申請フォームにアップロードすることになります。

 

申請のために知っておくと良いこと

申請は、来年1月15日まで、選べる対象月は今年の1月~12月となっています。

今はまだ売上が下がっていなくとも、12月までに半分以下になった月があれば、申請しましょう。

 

売上がどの月に属するかの判断の基準は、お金をもらった日ではありません。仕事をした日、仕事を完了した日になります。

 

例えば、ぼくがこの記事を書いて納品するのは5月で、報酬を受け取るのは6月です。この場合、売上は5月に計上します。

 

去年の事業収入や今年の月別の売上に、アルバイトやパートの「給与」は含まれません。事業収入だけで計算します。

 

自分が青色申告か白色申告かわからない人は、白色申告の可能性が高いです。なぜならば、青色申告の人は、自覚があるからです。「今年の売上がわかるもの」は、売上データや売上帳を、EXCELやノートに手書きで作成します。検索すると雛形が出てくるので、参考にしてください。

去年の事業収入が少ない人は、100万円もらえるとは限りません。

 

簡単な申請で給付が受けられます。落ち着いた頃に、専用サイトから申請しましょう。

 

ぼくのツイッターアカウントでは90秒の動画で解説していますのでご参照ください。

 

https://twitter.com/thankyoukurata/status/1255380883718262784?s=20

 

 

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