【40代編集長の婚活記#205】恋に不器用な女が「告白したこと」
料理をすると「言いたくない」理由
アサミ「けっこうめんどくさい話ですけど、いいですか(笑)?」
レンズ「いいですよ」
2回目デートでこんなめんどくさい会話って……と思いつつも、その先を考えたら早いうちに私のめんどくさい部分を知ってもらったほうがいい。
アサミ「私、子供の頃からずっと、男の子になりたかったんです」
レンズ「え?」
ずっと、男の子になりたかった!
アサミ「男の子に憧れたんです。女に生まれたことがイヤだったんです」
レンズ「なるほど」
アサミ「だから、女の子っぽいことが苦手な人間になろうと思ったんです」
レンズ「女の子っぽいことが苦手?」
アサミ「子供のころに、料理のお手伝いはしないと決めました。料理に興味がない女の子でいようと思って」
アサミ「家庭科の授業でも、調理実習なら試食だけしかやらずに遊んでたり、裁縫の授業ならまったく縫ったりせずにおしゃべりばかりして、あえて先生に怒られるようにしていました」
家庭かの授業は「あえて」怒られる
レンズ「家庭科の成績、大丈夫だったんですか?」
アサミ「裁縫の提出物は母にやってもらいました(苦笑)。でも筆記テストでは点数取っていたので成績は悪くはなかったです」
レンズ「あえて料理や裁縫をやらない、という選択をしたんですね」
アサミ「はい、そうです。社会人になって一人暮らしをするようになってからも、そのキャラを貫いてました。別に家で料理してるとかしてないとか、誰も見てないんですけど。ホントに料理しなかったんです」
レンズ「でも、いまはなさるんですよね?」
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