【地名クイズ】「うわき」ではありません!「浮気」は何と読む?

2020.08.14 QUIZ

地元の人なら当たり前に読めても、知らない人だと正しい読み方ができない、ちょっと変わった読み方をする地名もありますよね。特に、同じ漢字でほかの言葉がある場合、まさかそんな読み方をするとは!となることも。

そこで本記事では、意外な読み方をする地名のクイズを出題します!

「浮気」は何と読むでしょうか?

「浮気」と書いてあれば、ふつうは「うわき」と読んでしまいますよね。

しかし、この地名の読み方は「うわき」ではありません。

誤って「ちょっと『うわき』に行ってくる」なんて言ったら、色々と誤解を生みそうです。

いったん、「うわき」は頭から取り払って、「浮」と「気」、それぞれの漢字のほかの読み方を考えてみましょう。

さぁ「浮気」の読み方は分かりましたか?

正解はこちらです。

「ふけ」です。

浮気町は、滋賀県守山市にあります。

「浮」という漢字は、「浮力(ふりょく)」「浮遊(ふゆう)」のように「フ」という読み方があります。

また、「気」は「キ」のほかに、「気配(けはい)」「湯気(ゆげ)」のように「ケ(ゲ)」と読むこともできます。

浮気町は野洲川に近く、伏流水が湧き出る土地です。

もともと湿地帯で、常に水気が立ち込めていた様子から、「浮気」と名付けられたそうです。

この地域には古くからゲンジボタルが生息し、守山市はホタルの保護に取り組んでいます。

ちなみに、茨城県取手市にも「小浮気(こぶけ)」という地名があり、こちらも湿地に由来しています。

 

では、変わった地名のクイズをもう一問。

「尻毛」は何と読むでしょうか?

「しりげ」ではありませんよ!

ヒントは、「尻毛」も「浮気」と同じく、大きな川が近くにある地域だということです。

ただし、「尻」と「毛」という漢字の意味はあまり気にせず、音だけで考えましょう。

「尻毛」の読み方は分かりましたか?

正解はこちらです。

「しっけ」です。

尻毛は、岐阜県岐阜市にあります。

近くを流れる伊自良川(いじらがわ)の氾濫によってできた湿地であるため、「湿気(しっけ)」が多いことから「尻毛(しっけ)」になったと言われています。

しかし、なぜ「湿気」を「尻」と「毛」にしたのでしょうか。

地名用語として「尻(しつ)」の語源は「湿って粘りのある様子」で、「毛」は場所を示す接尾語なのだそうです。

「浮気」も「尻毛」も初めて見ると、「え?これが本当に地名なの?」と思ってしまいますが、由来を知ると「なるほど」となりますね。

参考:岐阜県図書館

 

スポンサーリンク