幹細胞コスメとは?ヒト幹細胞・植物幹細胞、どう違う?【皮膚科医に聞く】

2020.11.13 BEAUTY

近年話題になっている幹細胞コスメ。「細胞が実際に入った美容液なの?」なんて思う人もいるのでは?実はそうではありません。

「幹細胞コスメ」とは、細胞が放出する、細胞を育てるための成長因子(サイトカイン)などを抽出した培養液のことです。
各社が競って発売している幹細胞コスメの中でも、ヒトの幹細胞を用いた「ヒト幹細胞コスメ」について、皮膚科医の日比野佐和子先生に詳しく聞きました。

 

1.「幹細胞」とは?

「幹細胞」とは、自分と同じ能力を持った細胞に分裂することができる能力(自己複製能)と、自分の体を作るさまざまな細胞を作り出す能力(分化能)をもつ細胞のこと。
ヒトの肌にヒト幹細胞が分泌する“活性物質”を含むコスメを塗ることで、肌の細胞を活性化させてくれることがわかってきています。

 

2.「幹細胞コスメ」とは?

「幹細胞コスメ」の根本は、美容成分を肌に導入するのではなく、自分の肌そのものの細胞を活性化させるという発想。
細胞それ自体ではなく、その細胞を培養する際の“上澄み液”(培養液)を美容液として活用します。培養液には、多くの成長因子を含む百十種類の活性物質が含まれており、その培養液を化粧品の材料にするのです。

幹細胞培養液には、様々な種類のサイトカイン(細胞を活性化する物質)やグロースファクター(成長因子。細胞の増殖や分化を促進する物質)が溶け出し、豊富に含まれています。これらがたっぷりと含まれた培養液を塗ることで、皮膚組織の主要構成成分であるヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを作り出すおおもとである線維芽細胞に働きかけ、皮膚をハリと弾力性をあげる効果が期待できます。また、角質細胞を活性化させることで、肌の生まれ変わりを活性化させてくれる可能性があります。

赤ちゃんがシミ1つない透き通った肌なのに対し、老化すると肌にシミやシワ、クスミが出たり、肌にたるみが出ます。これは、肌の幹細胞の数が減り、細胞を再生・修復・増殖させる働きが衰えてくるから
細胞を活性化させてくれる幹細胞由来の成分を与えることで、幹細胞の働きを助け、ターンオーバーのスピードも回復できることがわかってきたのです。

 

3.幹細胞にはどんな種類がある?

幹細胞には大きく分けて3種類あり、ヒト由来・植物由来・動物由来です。

ヒト幹細胞:ヒト由来の幹細胞。
医療や美容で頻繁に使われるのは、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の幹細胞です。医療機関では、ヒトの脂肪組織から幹細胞を分離して培養し、体に戻す治療も行われています。

人間の細胞の表面には、特定の機能をスタートさせる “レセプター”というカギ穴のようなものがあり、ヒト幹細胞培養液には、その穴に合致するカギになる成分(成長因子や活性物質)が豊富に含まれているため、細胞が活性化しやすいと考えられています。
ヒト幹細胞そのものを移植することで病気になってしまった臓器を再生、修復できる技術にも注目が集まっています。さらに、ヒト幹細胞コスメには、発毛・増毛促進効果なども期待され始めています。

植物幹細胞:植物由来の幹細胞。
植物の幹細胞は、細胞分裂が活性化している種子の中の胚や根の先端、茎の付け根など、植物の成長に重要な部位に存在していて、様々な細胞に分化させる能力(多能性)を持っています。
ヒト幹細胞のような“鍵と鍵穴”のような仕組みはないのですが、抗酸化力・保湿力に期待できる幹細胞です。

動物幹細胞:動物由来の幹細胞。
ヒトの皮膚幹細胞と構造が似ている羊やブタ、馬など、動物の胎盤から採取された幹細胞が用いられることが多いです。
ヒトの皮膚に塗布することで細胞の活性化が期待できると言われていますが、アレルギーを発症するリスクも否定できず、安全性の面からも国内ではまだ流通していません。

 

4.アラフォー以上には特におすすめ

30代半ば以降は、老化により細胞分裂の速度が落ち、ターンオーバーにも時間がかかり、古く、硬くなった角質が残ってしまいます。お肌がゴワついたり、コラーゲンなどを生成しにくくなることから、たるみのお悩みも出てしまうという状態に。幹細胞コスメは、サイトカインや成長因子を与えることで皮膚の細胞の活性化をサポートできる可能性があるので、35歳以上、特に40~50代の方は、ぜひ取り入れて。

 

5.注目の幹細胞美容液は?

ヒト脂肪由来で原液なのがパワフル。
フラコラ ヒト幹細胞培養エキス原液

ヒト幹細胞コスメをよりパワフルに投球したいなら、原液美容液は非常におすすめ。
原液で使用することで、ヒト幹細胞培養液の性能をよりダイレクトに届けることができます。
また、成分が絞られているので、肌の刺激リスクが小さく肌の弱い方にも使いやすいでしょう。

2012 年から原液美容のパイオニアとして、様々なエイジング悩みに応える原液美容液を開発してきたフラコラの美容液の中でも、指名買い続出で一時は売り切れ状態だったのがこの『ヒト幹細胞培養エキス原液』。

幹細胞培養液を作る際には、最適な酸素や温度、湿度など、生体内で起こりうる刺激を模倣した振動・刺激を与え、幹細胞から効率よく有用成分を分泌するのですが、この美容液は、幹細胞がもともと血液中で受ける刺激を、ローリングボトル式の培養容器を使用して再現。横に揺らすだけの2次元の揺らし方ではなく、3次元で刺激を与えるという最新手法で培養させているので、より豊富な成長因子を含む美容液が完成しました。

株式会社協和
『ヒト幹細胞培養エキス原液』 内容量:30mL 価格:6,041円(税抜)
お試しサイズもあり。 内容量:15mL 価格:1,800円(税抜)
(お試しサイズは初回限定で上限3個の購入が可能)
フラコラ https://www.fracora.com/front/stemcells

 

 

●ヒト幹細胞×植物幹細胞のダブルパワー
BONOTOX「Timeless Code」シリーズ

ヒト臍帯血幹細胞由来培養液、ハス幹細胞由来培養液、さらに厳選した美容成分を無駄なく肌の必要なところへ届けるため、独自技術を使って低分子多重層カプセル化、肌の奥までしっかりと届けてくれる人気シリーズ。

「ヒト臍帯血」とは赤ちゃんとお母さんを繋ぐ”へその緒”に含まれる成分。へその緒に含まれる臍帯血はおよそ75mlしか存在しないといわれています。この貴重な「臍帯血」に含まれるヒト幹細胞を培養したものが「ヒト臍帯血幹細胞由来培養液」。この培養液には、細胞や組織の再生に関連する106種以上のたんぱく質、45種以上のサイトカインが含まれているそう。

また、ヒト幹細胞に加え、植物由来の幹細胞培養液である「蓮幹細胞由来培養液(ハスカルス培養エキス)」を配合することで、より高い保湿効果のみならず、ハリ・弾力、肌の引き締めが期待できます。

その他、ヒアルロン酸やセラミドなど美肌のための成分も集結。
徹底的にこだわったエイジングケア成分と独自技術による、これでもか!というくらいのW幹細胞ケアで若見え肌を目指して。

BONOTOX Japan株式会社
BONOTOX  Timeless CODE
写真左から:
デュアルステムセルエッセンス 100mL 6,500円(税抜)
デュアルステムセルセラム  30ml  11,819円(税抜)
デュアルステムセルクリーム 50mL  9,091円(税抜)
BONOTOX Japan  https://www.bonotox.co.jp/

 

6.肌タイプで種類を使い分けるべき?

ヒト脂肪由来の幹細胞コスメは、塗ることで肌の細胞を活性化させるは働きが期待できるので、年齢や肌質によって使い分ける必要はなし。

 

7.ヒト幹細胞コスメと組み合わせるといいケアは?

・代謝をスピードアップしたい場合は…
お肌がゴワつくなど、以前より新陳代謝が落ちたような…そう感じたら、肌の表層にある古い角質層や老廃物が溜まっている状態。内側からも新しい皮膚を作り変えるのに役立つ栄養素、「ビタミンB」系コスメやサプリと一緒に使用してみて。
食べ物で摂取するならば、豚・鶏・牛レバー(B2)や、かつお・まぐろ(B6)などがおすすめ。

・シミやくすみに消えてほしい…
紫外線によるシミ・ソバカスが目立つ場合は、高い抗酸化作用があり、コラーゲンの増殖をあげる効果が期待できるビタミンCの原液美容液やサプリメントなどを組み合わせて使用してみましょう。
食べ物で摂取するならば、柑橘系のくだものやキウイフルーツ、ピーマンなど。

・幹細胞コスメと一緒に使ってはいけない化粧品は?
一緒に使ってはいけない化粧品は特にありません。

細胞が生まれ変わるチカラが衰えがちなオトナ世代…
幹細胞コスメの力を借りて、めきめき元気なお肌を復活させたいですね!

 

皮膚科医 日比野 佐和子(ひびのさわこ) 先生 プロフィール

医療法人社団康梓会 Y’sサイエンスクリニック広尾統括院長、大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学特任准教授、医学博士。内科医、皮膚科医、眼科医、アンチエイジングドクター(日本抗加齢医学会専門医)。同志社大学アンチエイジングリサーチセンター講師、森ノ宮医療大学保健医療学部准教授、(財)ルイ・パストゥール医学研究センター基礎研究部アンチエイジング医科学研究室室長などを歴任。中医学、ホルモン療法、プラセンタ療法、植物療法(フィトテラピー)、アフェレーシス療法(血液浄化療法)などを専門とする。アンチエイジングの第一人者として国際的に活躍するほか、テレビや雑誌などにも数多く出演。

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この記事を書いたのは
主婦の友社 OTONA SALONE編集部

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