花粉症の症状を軽く! 医師がすすめる「3つの入浴法」

花粉症シーズンも本番です。どうにもツライ、薬を飲んで頭がぼーっとしているというかたも多いのではないでしょうか。少しでも免疫力をあげて、ラクになりたいものです。

免疫力がみるみるアップする100のコツ決定版』(主婦の友社)から、自律神経を整えて免疫力をアップさせる入浴のポイントをご紹介します。

 

自律神経のバランスがとれると免疫力がアップする

新潟大学大学院医歯学総合研究科教授の安保徹先生によると、過労・心労・薬の長期服用などで心身に強いストレスがかかると、免疫力が激減し、自律神経の働きに乱れが生じるといいます。

交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経の働きが優位になってしまうと、顆粒球が必要以上に増加してしまうからです。顆粒球は、細菌などの大きなサイズの異物を退治するのは得意ですが、ウイルスや花粉など小さな異物の処理は得意ではなく、取り逃がしてしまうといいます。リンパ球は、副交感神経が優位になると増加するものですが、それが過剰になると、反応しなくてもいい抗原にまで過剰に反応するようになってしまいます。

つまり、2つの自律神経がバランスよく、やや副交感神経よりの状態であることが、免疫力をアップさせることにつながります。

 

それでは、日常的に働きがちな交感神経に対して、副交感神経を上手に働かせてバランスをとり、免疫力をアップさせるお風呂の入り方をご紹介します。

 

1 少しぬるめ38~40度の温度で

水嶋クリニック院長の水嶋丈雄先生によると、体が冷えると交感神経が優位になりやすいといいます。お湯の温度は少しぬるいと感じるくらいの38~40度くらいが最適。熱いお湯は肌の表面だけを温め、逆に交感神経を優位にさせてしまうため、避けたほうがよいでしょう。

 

2 入浴時間は15~30分かけてじっくりと

少しぬるいくらいのお湯に、最低15分から長くて30分程度入ることがおすすめといいます。短すぎると、体を中から温めるという目的を果たせないため、じっくりと入りましょう。

 

3 香りを加える

香りのついた入浴剤やアロマオイルなど、香りには気持ちを落ち着かせて、体調を整える働きがあるといいます。また、香りには緊張をほぐして、副交感神経を高める効果があります。ラベンダーやカモミールの香りは、眠りを誘う効果があり、就寝前におすすめです。

 

忙しい毎日でも、多くのかたはお風呂には必ず入ることでしょう。その時間を利用して、免疫力をアップ。花粉シーズンが通り過ぎるまで、あと1ヶ月がんばりましょう!

 

参考資料・『免疫力がみるみるアップする100のコツ決定版』(主婦の友社)

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