【40代編集長の婚活記#230】SNSで知り合った男性と「距離が近づいた」4つの事件
女性だと思いこんでいた
キャットさんがSNSに投稿するテキストには今まで「私」も「僕」も登場してこなかった。プロフィールには「I Love cats! My famiry.」としか書いていない。写真や動画には猫しか登場していなくて、この2年以上ほぼ毎日見ていたが、顔はもちろん、手や足、肩なども一切写っていなかった。
猫が遊んでいるオモチャやキャットタワー、猫のごはんを入れたお皿などはもちろん、壁や床、ソファや毛布などもとりわけ性別を感じさせるものはなかった。けれど、整った部屋の印象や、インテリアが全体的に白やベージュ、ブラウンなどのやさしい色味をしていたので、てっきり猫好き女性だと思っていた。
キャットさん、猫好き男性なんだ。どこに住んでいる何歳くらいの人なんだろう。ちょっとだけ、キャットさんの「中の人」にも興味がわくようになった。
捨てられていた子猫ちゃん
体調がよくない子猫ちゃんの投稿は3日間ほど続いた。そのたびに、たくさんの応援コメントがついていた。もちろん私も応援コメントを書いた。キャットさんのフォロワーの間に「なんとかして子猫ちゃんを助けたい!」という、一致団結めいた感情が生まれ始めていた。
そして、キャットさんが子猫を拾ってから7日目。幸せそうな子猫の写真とともにこんなテキストが投稿された。
キャット「元気になりました! ミルクをいっぱい飲んでくれて鼻水も止まりました。みなさんの祈りが通じました。ありがとうございます」
よかった! 本当によかった! 元気になったのね! ホッとした……。
たくさんの人が「よかった」「ありがとう」「頑張りましたね」といった安堵のコメントを投稿していた中で、私もコメントを残した。
アサミ「安心しました! 幸せそうな顔してますね。命をつないでくれてありがとうございます」
子猫の名前募集が始まった
翌日のキャットさんの投稿は、子猫ちゃんのドアップの写真。
キャット「名前をつけようと思います。どうしようかな」
すでに凄まじいコメントが続いていた。チビ、ココ、ムギ、レオ……たくさんの名前候補。楽しそうだから私も参加してみることにした。子猫ちゃんは茶トラっぽい柄にピンクのお鼻や肉球をしていた。そのピンク色がとっても印象的だったので直感的にある名前が思いついた。
アサミ「モモ! お鼻や口元、肉球、耳がモモ色をしているので」
……とコメントした。
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