
だるい、眠い、イライラ……プチ不調を解消1分ハンドマッサージ
3月も半ば、指先のネイルも春らしい色にチェンジしたくなる季節ですね。
手や指が美しいか荒れているかで、印象はかなり変わりますし、保湿などのケアも大切なのですが、手は足の裏と同じく、頭や内臓をはじめ全身の反射区がたくさんあります。
心身のコンディションを整えるために知っておくと便利な反射区と、ハンドマッサージや保湿などと同時にできる即効ケアをご紹介しましょう!
親指は頭の模型!?
5本の指の中でも、特にポイントとなるのが親指の先、第一関節より上の部分です。前頭洞(副鼻腔)、大脳、脳幹、視床下部などの反射区が寄せ集まった、頭の模型のような場所。
ここを、反対側の手の親指の第一関節の骨や、あるいはペンのノック部分などを使ってほぐしてみましょう。
頭痛持ちの人や、ストレスの心当たりがある人、またアレルギー性鼻炎などの鼻トラブルを抱えている人などは、予想外に「痛い!」と感じてびっくりするかもしれません。
気持ちいいと感じる強さで、親指の腹(=頭全体)、爪の両サイド、指の側面などをほぐしていくと、だんだん頭がスッキリしてきます。
ちなみに、セルフケアも、リラクゼーションや整体なども、痛いと思いながら我慢する、ということはおすすめしません。
「痛いくらいじゃないと効果がなさそう」と思い込んでしまう人もいますが、痛みを我慢している時というのは、自覚する以上に体に不要な力が入って固まっているので、逆に効果が出にくかったり、余計に疲れてしまったりもするものです。
「気持ちいい」も「痛い」も、個人差があるのはもとより、その日その時の心身のコンディションによっても変わるものですから、「今はこのくらいの強さがちょうどいいな」という体の声をちゃんと聞いてあげてくださいね!
自覚症状別:こんな時にはココを押そう!
1)慢性的に疲れが抜けない
寝不足でもないはずなのに、何だかだるくてすっきりしない……という時は、前日までの老廃物がうまくデトックスできずに滞ったままなのかもしれません。
親指の付け根のふくらんだ部分から、やや手のひら寄りの部分に、老廃物の排出をつかさどる腎臓の反射区があります。
また、親指の下半分は、新陳代謝をつかさどる甲状腺の反射区にあたります。
ここを揉みほぐすことで、慢性疲労の元ともいえる老廃物や古い細胞をスムーズに排出する後押しができます。
デトックス前のひと手間、「鎖骨下(デコルテ)のリンパ節をさすっておく」ということもお忘れなく!
2)無性にイライラする
これといった原因がなくても、いわゆる「虫のいどころが悪い」時は誰にでもあるもの。
とりあえず、ゆっくり深呼吸しましょう!(笑)
交感神経が暴走ぎみになっているので、自律神経のバランスをつかさどる視床下部の反射区(小さい丸の部分=親指の第一関節のすぐ上の、人差し指に近い側)を押したり、第二関節の側面にある頸椎の反射区(ピンクの部分)をさすると、徐々に副交感神経が優位になって、イライラも落ち着いてきます。
(視床下部はピンポイントなので、反対の手の指よりも、ペンなどの細いものを使ったほうが疲れません。ただ、固いものや尖ったもので刺激過剰にならないようにご注意を!)
3)日中に眠くなって困る
これも自律神経のアンバランスが大きな原因といえるでしょう。
質のいい睡眠がとれず、慢性的にだるくて、仕事中に眠気に襲われる……というのもつらいですね。
睡眠の質そのものを高めるには、副交感神経を優位にしてリラックスモードにすることが大切なのですが、
「とりあえず今は仕事中、この眠気をスッキリ解消させたい!」
という場合には、親指の第二関節から下の側面にある、胸椎と腰椎の反射区を刺激して、交感神経のほうを目覚めさせましょう。
また、薬指の爪も、交感神経を優位にするスイッチなので、挟むようにもんでみるのもおすすめです。ただしこちらも、やりすぎにはご注意を!
ハンドケアをしながら心身のケアも!
乾燥が気になる時期は特に、手放せないのがハンドクリームやネイルオイル。
指のかさつきやひび割れ防止、ネイルカラーが映えるきれいな爪のケアも大切ですが、せっかくすべりの良いクリームやオイルを使って手を触るなら、ぜひ気になる悩みの反射区を覚えて、同時にケアしてみましょう。
イライラを鎮めるのに有効な「頸椎」の反射区は、首の疲れやコリにも効果的なので、ちょっと疲れたかも……と感じた時にはぜひ、ゆっくり深呼吸しながらココをほぐしてみてください。
手がしっとりと美しくなるのと同時に、心身の元気というオマケもついてきますよ!
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