起きられない訳は「低体温」?脳と体を休ませる睡眠3つのコツ
少しずつ春めいてきました。“春眠暁を覚えず”ではありませんが、寝つきが悪いせいか、連動して朝の寝起きが悪い……というかたも多いのでは。もしかすると、それ「低体温」が原因かもしれません。
『読むだけで睡眠の質がよくなる100のコツ決定版』(主婦の友社)から、「低体温」を解消して、脳と体を上手に休ませる睡眠のコツをご紹介します。
「低体温」が寝つき、寝起きに大きく関わっている?
水嶋クリニック院長の水嶋丈雄先生によると、人間の体にはさまざまなリズムがあり、体温もそのひとつであるといいます。体温は一般的に、朝起きたときは36度程度と低めで、夕方4時頃に一番高く36度5分くらいになり、また徐々に下がっていきます。ところが、最近ではこの体温が36度な満たない「低体温」のかたが増えているというのです。
「低体温」は、寝つきが悪い、朝起きられないといった睡眠の問題にも大きく関わっています。体温リズムが乱れると、高くなるべき時間帯にに体温が高くならないため、本来は夜になるにつれて体温が下がっていき眠りやすい状態へなるはずのものがならなくなってしまうのです。だから、寝つきが悪い、そして朝起きられないという悪循環におちいってしまうことにつながります。
なぜ「低体温」になるのか?
それでは、なぜ「低体温」はおきてしまうのでしょうか。
水嶋先生によると、人間の体は細胞が血液から栄養をとりこみ、それをエネルギーに変えるときに熱を生み出すといいます。しかし、デスクワークが多く、運動量が少ない生活をしていると、昼間の体温が上がりにくい「低体温」の状況になってしまうのです。「低体温」は、免疫細胞が活発に働かなくなり、免疫力が低下する状態です。だからこそ、毎日の中で少しでも体を動かして、体温を上昇させることが大切なのです。
そうはいっても、忙しい毎日の中にたくさんの運動をとりいれることは、意外と難しいのではないでしょうか。
そこで、「低体温」で下がりがちな免疫力を高められるように、脳と体を休ませて睡眠の質をあげる3つのコツをご紹介します。
1 深夜0~3時は寝る
水嶋先生によると、深夜0~3時は、成長ホルモンが分泌されて、細胞分裂が活発な時間であるといいます。免疫力を高めて脳と体を休ませるためにも、意識して早めにベッドに入りましょう。
2 寝る前の一杯の青汁
ケールが主成分である青汁には、睡眠を促すメラトニンというホルモンが豊富に入っています。眠りにつく前に、コップ1杯の青汁を飲むと効果的です。
3 カーテンを青色に
青い色は気持ちをしずめ、リラックス効果を促す色です。寝る部屋のカーテンやベッド周りで目につくものには青色を使って、快眠できる環境を整えましょう。
この時期は、花粉症がひどいかたも多いことでしょう。いろいろな要因が重なって、なかなかすっきりとした睡眠がとりにくい毎日です。
日中は体を動かして「低体温」を解消。あわせて、脳と体を休ませる毎日のちょっとした工夫で、睡眠の質をアップ。眠たい春をあの手この手で克服したいものですね。
参考資料・『読むだけで睡眠の質がよくなる100のコツ決定版』(主婦の友社)
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