
自分らしく生きるため、40代で「やめてみた」4つのこと ~5年間を振り返って~
「自分らしく」。この言葉が日本のメディアやSNSにたくさん見られるようになったのは、いつ頃からでしょうか。検索してみると2017~2018年あたりから増えている傾向があります。
きっかけとしては、日本では2017年から始まった「#MeToo」の問題。ダイバーシティ=多様性という概念の広がりなどがあるのではないかと思われます。
始まりは、2016年5月17日
自分らしく、自由に、自立して生きる女性たちへ。
もっと、自由に生きていこう。
一般的な常識や、世間体。こだわりや、思い込み。気にして生きるのは、もうやめよう。
幸せの尺度は、人それぞれ違う。大切なのは「自分」が心地いいかどうか。他人や世間から、どう思われるかじゃない。
結婚・離婚・出産をする/しない。肩書だとか、出世だとか。美やファッションのスタイル。どれが正解、なんてない。
自分の幸せは、自分で決める。自分の人生は、自分で選ぶ。
『OTONA SALONE』は自分らしく、自由に、自立して生きる女性に新しい価値観とホンネの情報を、お届けするメディアです。
いまから5年前の2016年5月17日、このメッセージとともに始まったのがOTONA SALONEです。本日で、5周年を迎えました。
「自分らしく」を掲げた理由
冒頭にも書いたように、当時は「自分らしく」という言葉が社会的にここまで取り上げられていませんでした。自分軸で考えるというのはむしろ「自分勝手」「自己中心的」と捉えられるほうが多かったように思います。
まだ社会的なムーブメントになっていない5年前、なぜOTONA SALONEは「自分らしく、自由に、自立して生きる」というメッセージを掲げたのか? いま思えば、これは私自身への問いかけだった気がします。
当時、44歳・未婚・独身。
それは自分が選んできた道でありながら、どこか自信がなく、コンプレックスだったのかもしれません。
囚われていたのは、誰よりも
他人や世間からどう思われるかも、気にしていました。
結婚や出産をしていない自分にも、どこか後ろめたい気持ちがありました。
肩書がなくなった自分は何もできないと、自信がありませんでした。
美やファッションについても、コンプレックスを持っていました。
冒頭のメッセージは、自信のない囚われている自分に言い聞かせるために書いたのかもしれません。そしてこの5年間、OTONA SALONEで情報を伝えていきながら、私自身に変化が訪れました。
1 「思い込み」をやめてみた
いままでの人生で私にはいろいろな「思い込み」がありました。
たとえば「女性らしい」といった概念もそのひとつ。実は女性でありながら、ずっと女性であることに嫌悪感がありました。だから、一般的に女性らしいと思われることをあえて放棄。女性に生まれたことをあまりポジティブに捉えられず、男性にあこがれていたのです。
私にとって女性らしさの放棄のひとつが、料理でした。それは「料理=女性らしい=モテ要素」という考え方に縛られていたのです。女性らしくなく、モテない人間でありたかったので、料理できない人間になろうと考えていました。
ですが、よく考えたら料理ってモテとかの前に「生きる」ために必要なこと。そして、料理を工夫して楽しむことは「日々の生活を豊かにする」ことだと気づいたのです。つまり、料理ができることは女性らしいことではない。
コロナ禍になって、私は料理をするようになりました。料理という行為自体を楽しんでいます。料理ができることは女子力が高いことじゃない。生活力が高いこと。そう考えるようになりました。
こうした思い込みは「女性らしい」だけでなく、たくさんのことにありました。「フツーは◯◯」「◯◯であるべき」「私は◯◯な人だ」。そういう考えを、全部リセットしたのです。
思い込みをやめたことで、実は幼い頃に本当は興味があったもの、好きだったことをもう一度見つめ直し、取り組んでみたりしています。それがどんなことなのかは、また別の機会に。
2「他人の評価を気にする」をやめてみた
そもそも「女性らしい」と思われること自体も、イヤではなくなりました。「女性らしい女性になりたくない」と思っていることそのものが、つまらない考え方だなと思うようになったのです。
他人が私を「女性らしい」と思ったとして、それはその人の感じ方。「そういう捉え方もあるのね」と、ひとつの例として受け止められるようになったのです。
例えば、ある記事を見ても、人の捉え方はさまざまあります。面白いと感じる人もいれば、つまらない人もいるでしょう。
同じように、人間に対する捉え方も、さまざまです。自分自身はそうじゃないと思っていることでも、別の捉え方をいる人はもいて、それを否定することはできません。
だから、他人の評価を気にすることをやめました。どう思われても構わない。思われたところで自分は自分。本当に伝えたい人、信頼する人に、本質がわかってもらえれば、それ以外の評価は気にしても仕方ないと思っています。
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