”さし色=どう見られたいか?”で決める。おしゃれな人がやっている「軸色の法則」
最近、何を着てもしっくりこない。素敵に見えない。40歳前後になると、女性の誰もが行き当たる悩みです。体形や肌の質感の変化を感じ始めるころ。少し前までは「かわいい!」と感じた服を着るだけでおしゃれに見えていたのに、近ごろ、何を着ていいのか全然わからない、何を着ても似合わないと感じる……。(以上書籍より抜粋)。
そんなアラフォー世代のお悩みを、予約のとれないファッションカラーコーディネーター谷口美佳さんが、3色の「軸色の法則」で解決!その目からウロコのメソッドをお届けします。
今回は、「軸色」と「さし色」のお話。
なりたい印象から「さし色」を選んでみましょう!
※自分の軸色を知りたい人は本記事末をチェック!
その日「なりたい印象」でさし色を選ぶ
きれいな「さし色」を使ってみたいけど、自分に何色が似合うのかわからない……みなさん、そうおっしゃいます。実は「軸色」がわかれば、自分が魅力的に見えるベストな「差し色」もわかるのです。
「イエロー軸」ならイエロー・オレンジ・グリーン。「ブルー軸」ならブルー・ピンク・パープル。さらに、自分に似合う「彩度」や「明度」で選べば、どなたでも間違いなく素敵に見えます。
でももちろん、それ以外の色を着てもいいのです。 「軸色」を7割にすれば、どんな色でも着こなせますから、好きな色、気になる「さし色」をどんどん試してみてください。
「さし色」はコーディネート全体の印象を大きく左右しますから、その日「なりたい印象」から「さし色」を選ぶのも楽しいですよ。
たとえば、自分をアピールしたいときは鮮やかな「はっきり色」でコントラストをつけて。感じのいい好印象な人に見せたいときは、彩度の低い「あいまい色」や明度の低い「くすみ色」をさし色にし、やわらかく明るい雰囲気に。
自分と逆の「軸色」や「さし色」をとり入れてもいいのです。たとえば、おしゃれ感度の高い人に見せたいときは、逆の「さし色」を入れてみて。ぐっとこなれて見えます。センスよく見せつつも、派手すぎず大人っぽく見せたいなら、逆の「軸色」を入れるのがおすすめ。
ベースのアイテムを自分の「軸色」でそろえ、そこに「さし色」を入れれば、驚くほど簡単にイメチェンが楽しめます。自分の軸を知っているからこそ、印象を遊ぶこともできるというわけ。
ぜひ、いろいろな色を、いろいろな自分を楽しんでみてください。
1/「印象的な人」になりたいなら▶はっきり色を入れる
【イエロー軸】
ベージュ軸の「軸色セット」に、イエロー軸の「さし色」であるグリーンのスカートを。彩
度の高いビビッドなグリーンを選べば、パッと目を引き、「上品なのになぜか印象に残る人」に。おおぜいの集まる場所で、ちょっとだけ目立ちたい日、相手に覚えてほしいときにぴったりの色合わせ。
2/「感じのいい人」▶くすみパステルを入れる
【ブルー軸】
グレーの「軸色セット」に、ブルー軸の「さし色」であるピンクのトップスを。ややくすんだパステルピンクのやさしい色合いで、明るくやわらかい雰囲気に。老若男女に好印象な色合わせだから、初めての人に会うときや、子どもの学校行事、ファミリーの集まり、ふだんのお仕事服にぴったり。
3/「センスのいい人」▶逆の「さし色」を入れる
【イエロー軸】
キャメルの「軸色セット」とコートに、ブルー軸の「さし色」であるパープルを入れた例。落ち着いたキャメルにパープルというちょっと大胆な色合わせが、おしゃれ感度高く見せてくれます。人とちょっと差をつけたい女子会や、ショッピングなどにおすすめです。
4/「落ち着いた人」▶逆の「軸色」を入れる
【ブルー軸】
暗めブラウンの「軸色セット」に、イエロー軸の「軸色」であるカーキを合わせて。自分の
「軸色」×逆の「軸色」は、きちんと感がありつつ、さりげなくセンスが光る絶妙な色合わ
せ。お仕事服や、少しあらたまった会合の日にとり入れたい。
自分の軸色を知りたい方はコチラから▷『服選びに悩む40代に朗報!ステキな40代になるための「軸色の法則」とは?』
プロフィール/谷口美佳
たにぐちみか●ファッションカラーコーディネーター、 color+shape®コーディネーター、文部科学省後援 色彩検定1級。色彩理論に基づき、似合う色や素材・形、メイク方法などをアドバイスするパーソナルコンサルティングが人気を呼び、テレビ番組出演、ファッションやコスメメーカーとのコラボレーション企画、雑誌・サイトの監修、企業の研修・講師などで幅広く活躍中。インスタグラム、ブログも大人気。二児の母。
スポンサーリンク