40代が「いま不安なこと」3位健康、2位お金…1位は? コロナ禍の影響はこんなに大きい
40-50代の女性が今、不安に感じていることはどんなことか、その実態を調査しました。
今回行った、オトナサローネのアンケートでの回答者は、40歳~49歳の40代が51%と半数を占めます。また、読者の87%は何らかの形で社会の中で働いています。
※OTONA SALONE 2021年4月末調べ 有効回答者数764名
そんな40-50代働く女性が抱えている不安とは?
今回の調査では、約25%が、無回答・「特になし」という回答でした。
不安があるという回答の内訳のランキングは下記となりました。
トップは「将来」、続いて「お金」、「健康」
【将来への不安】
最も多かった答えは「将来」でした。
「漠然とした将来の不安がある。老後、どういう生活を送っているのだろうか」(40代前半・無職)
「10年後の自分」(40代前半・会社員)
「将来の生活」(30代後半・会社員)
「独身で老後を迎えること。これから体力が落ちていく中で働いていくこと」(40代前半・会社員)
具体的な要素はなくても、先が見えない未来に漠然と不安に感じているほか、さまざまな要素が重なった不安を感じているというコメントが多くみられました。
【お金の不安】
「給料が安い。残業代込みのお給料に変わったが、今まで残業が多くそのためある程度のお給料になっていたが、残業時間変わらないまま残業代込みのお給料になったので手取りが減って思うように貯金ができなくなったのでお小遣いも減り、貯金計画にも暗雲が…」(40代後半・会社員/団体職員/公務員)
「貯蓄形成、どういった形態の投資で資産を増やそうか悩んでいる」(30代前半・自営業)
「老後の生活費」(40代前半・会社員)
「結婚、住宅購入を予定しているので、貯金が少なくまたこれから老後の資産が不安です」(30代後半・会社員)
現在の収入に関すること、貯蓄形成の方法、老後の資産についてなど、さまざまなコメントがありました。
定年後などの将来のことが見え始める年代に差し掛かり、今だけでなく、先々のことを見据えて、お金を増やしたい(貯めたい)と考えている人が多いようです。
【健康の不安】
「何歳まで健康でボケずにいられるのか」(50代前半・派遣社員)
「老眼の進行具合で、いつまで仕事の現役を続けられるか」(40代後半・パート)
「子宮頸癌と乳がんの経過観察中で、年2回以上検査が必要なので」(40代前半・会社員)
「大病に罹ったらどう生活していこうかということ」(40代前半・派遣社員)
寄せられたコメントでは、具体的な症状がある方はもちろん、今現在症状がない方も、病気や老化に対して不安を感じているようです。
コロナ禍で、さまざまな不安が加速
今回のアンケートでは、コロナウイルスの感染そのものへの不安のほか、コロナ禍により派生した不安へのコメントが多くみられた特徴があります。
「いつになったら、コロナと上手く付き合いながら生活が出来るようになるのか」(30代前半・パート)
「コロナで気軽にあちこち行けないことや、子供が家のなかでゲームばかりしていて、体を動かさないこと」(40代後半・パート)
「コロナで恋人に会えないこと」(30代前半・パート)
「コロナ渦で海外旅行にいつ行けるか」(40代後半・パート)
「婚活サイトで知り合いデートした男性(会うのはは二度目)から、「カフェに入る?」と聞かれて断った。カフェは混んでいてコロナが不安」(50代後半・派遣社員)
「自分の心身両方の健康。コロナストレスが限界に近づき、体にも変調を来たしている」(40代前半・会社員)
「コロナで仕事が激減したこと」(50代前半・自営業)
「コロナで趣味(合唱)ができないこと」(50代後半・パート)
「コロナの子供への影響」(30代後半・自営業)
それぞれの環境により、その不安要素は違えど、これまでとは異なる生活様式がもたらす変化に多くの方がとまどい不安を抱えていることがわかります。
40-50代が抱える不安要素、そのリアルコメントを抜粋
上記のほか、今回のアンケートで寄せられた内容とコメントの一部を下記にまとめます。
【恋愛・結婚・パートナー】
「夫婦間」(40代後半・パート)
「このまま恋人も出来ずに一生を終えるのか不安しかない」(40代前半・会社員)
「子供が望めそうな年齢を過ぎ、婚活も意味があるのか必要性があるのか見えなくなってきた。もちろん恋愛は楽しいのだが」(40代後半・派遣社員)
【仕事】
「今の仕事を何歳まで続けるべきなのか」(40代前半・会社員)
「子育てと親の介護、仕事のバランス。毎日イライラしている自分がいます」(40代前半・パート)
「自分のキャリア形成」(40代後半・パート)
【加齢による変化】
「記憶力低下」(50代後半・パート)
「疲れが取れない」(40代前半・育休中)
「友達が親の介護に入って遊び友達が減ってきた」(50代前半・無職)
「体重が増えやすく、落ちにくい」(40代前半・会社員)
【子育て】
「学校役員」(50代前半・パート)
「育休後の仕事を続けられるか」(40代前半・会社員)
「子供の進路」(30代後半・会社員)
【両親の健康面・介護】
「一人暮らしをしている老いた母のこと」(40代後半・会社員)
「確執のある親が高齢になり、病気で倒れたりすると、過去の全てを許すべきか葛藤する」(40代前半・パート)
「将来のこと。親と離れて暮らしているので病気などのトラブルにすぐ対応出来ないこと。」(40代前半・自営業)
【妊活・不妊治療】
「不妊治療中なので子供ができるか」(30代後半・無職)
「子供産めるか」(40代前半・会社員)
【更年期】
「更年期と子離れの寂しさと介護が同時」(40代前半・自営業)
「更年期の症状が出てきたこと」(40代後半・派遣社員)
いかがでしたでしょうか。
身体が変化し、以前よりも先々の生活が予測できるようになる40-50代。生活環境はそれぞれ異なるなので、感じる不安もさまざまあるようです。
しかし、人生100年時代。
今感じている不安はできるだけ取り除き、新しい価値を生み出し、豊かな生活を送っていきたいですね。
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