歪みも疲れも解消する「3秒マジック」で肩こり・たるみの対策3つ
無意識の癖や姿勢からくる「歪み体形ブス」にならないための、『手のひら返しの3秒マジック』(前回の記事はこちら)。
今回はその応用編を3つご紹介いたします。
全身に効く!手のひら返しの応用3パターン
1)足・太もも・ヒップアップに!
実践モデルは引き続き、OTONA SALONE編集部のNさん。
まず、「手のひらを真正面に向けて立つ」という基本姿勢から、片足を1歩踏み出します。
そして、両膝を90度に曲げるつもりで、まっすぐ腰を落としてみましょう。
この日は動きづらいタイトスカートをはいていたこともあり、90度から少しずれていますが、そこより大事なのは、上半身がまっすぐ真下へおりているということ。
肩や背中を屈めず、反り返らず、立った姿勢と同じ「まっすぐ」のままです。
この時、両腕は体にぐっと引き寄せることを意識して、手のひらは正面に向けたまま、息は止めないように静かに吐きましょう。
そのまま5秒キープしたら、ゆっくり立ち上がり、前後の足を入れ替えてもう一度!
この時、前の足にだけ体重がかかりすぎていたら、体が前のめりになりすぎているサイン、逆に後ろ側の足にだけ負担がかかっていたら、体が反り返っているサインなので、「まっすぐ」を意識し直してみてください。
太ももやおしりのたるみを解消して、ヒップアップに効果的なストレッチです。
(※足腰を痛めている人は、無理しないでくださいね!)
2)肩こり・デコルテ・背中もスッキリ!
同じく基本姿勢から、片腕だけを上げて、手のひらを外側に向けましょう。
下ろしたほうの手のひらは、正面に向けたままです。
腕を上げたほうの肩や肩甲骨まわりに効いているのが実感できたでしょうか?
腕を軽くツイストするように上げることで、背中、肩、デコルテ、胸といった上半身全体がすっきりと伸びて、余分な脂肪や老廃物が滞りにくくなります。
肩こりがひどくて腕が上がらない! というような場合は、軽く肘を曲げるなど、痛みや無理が起きない範囲でどうぞ。
慣れてきて、まっすぐ伸ばした腕が耳の横にぴったりつくほどになれば、肩まわりはかなりしなやかに軽くなっているはずですよ!
3)肩甲骨がぐるぐる動くウォーキング!
歩く、というのは単純な動作ですが、そのぶん癖もはっきり出ますし、姿勢やダイエットにも直結しています。
自然に歩く時には手のひらが内側(体のほう)を向いているのが普通ですが、ここにもひと工夫。
ジムのウォーキングマシンなどを使う時にはぜひ、手のひらを真正面に向けたまま大きく振って、颯爽と歩いてみてください。
視線は正面に向けて、首をまっすぐ伸ばし、おへそもタテに伸ばすようなつもりで、一歩ずつしっかりと足を上げて歩きましょう。
両腕が体から離れすぎないように、こころもち体に引きよせる感じがベストです。
手のひらを正面に向けた腕を、しっかり後ろに引くことを意識しながら歩いていると、だんだん肩甲骨まわりがほぐれて軽くなってきます。
ただ、この歩き方、傍目には「あの人、何やってるの……?」となかなか風変わりに見えてしまうので、やる場所とタイミングにはご注意を。
「ジムのウォーキングマシン」とわざわざ言うのは、そういう意味です(笑)。
無意識の癖を意識して、歪み解消!
体が歪む、というのは、要するに「大小いくつも組み合わさった骨の、ある部分に負担がかかり、別の部分がそれをカバーしようとして、全体のバランスがちぐはぐに崩れてしまっている」ということ。
加齢や体重、疲れ、痛みなども大いに影響しますが、なにげない無意識の行動パターンや癖が原因である場合も多いのです。
座った時につい足を組む、膝がひらいてしまう、どちらかの足に重心をのせて立つ、バッグを掛ける肩がいつも同じ、正座は疲れるからとM字座り(ぺたんこ座り、おばあちゃん座りともいいますね)をする、高さの合わない枕で寝ている、などなど……。
疲れや冷え、ストレスなどもそうですが、自分でそれと気づかない「無意識」というのがいちばん厄介なのです。
これをやるから歪んでしまう、これをすれば楽になる、と気付いて日常的に意識し始めた時点で、問題は半分解決したようなもの。
難しいテクニックや専用の場所なんて無くても、いつでもどこでもできる『手のひら返しの3秒マジック』とその応用編で、歪みや疲れの溜まらない体をキープしましょう!
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