コロナワクチン1回目。私の身に起こった副反応とは【コロナワクチン体験記】

オトナサローネ編集部、星です。

優先接種の対象となり、一足先にコロナワクチン1回目を接種してきました。今回はその体験談です。

予約方法は自治体や職域などで違うので割愛して、接種してからあとのお話です。

漠然と「1回目の副反応は軽く、接種後2日目には消える」という巷の情報通りに事が進むのだろうと思っていたのですが、打ってみると想像していなかったことが色々起こりました。

新型コロナの症状が多彩なように、ワクチンの副反応も人によってかなり違うようです。

 

2021年6月28日12時半 ワクチン接種

医院に着くと、私の前に接種を済ませた人が15分のタイマーを持って診察室から出てくるところでした。

待合スペースに通され、事前に熱を計ると36.9度(平熱)。

 

名前を呼ばれ、診察室に。まずは丁寧に副反応の説明がありました。

私の年齢(44歳)だと、1回目接種のあとに熱がでる確率は数%であること、私は女性なのでもう少し確率が高くなるということを教えていただきました。男性より女性のほうが副反応が出やすいのですね。

 

利き腕を確認され、それとは反対側の腕の袖をまくりあげるように指示されました。

みなさんノースリーブで行くかどうか迷うところだと思いますが、ゆるゆるのTシャツなど、肩まで露出できる服装なら何でも大丈夫だと思います。がっつりと肩を出せるかどうか、が重要です。


まくりあげた腕を先生が慎重に確認します。肩の骨の位置を確認し、そこを基準にして打つ場所を決めている様子でした。

打つ場所を消毒し、いよいよ接種です。

 

先生:「筋肉を伸ばしますね」

(このあと針がブスッと刺さりました)

先生:「痺れていないですか」

私:「はい」

薬液が注入され、接種が終了しました。

注射は、採血とそんなに変わらない痛みで、あっけないものでした。

 

接種後15分は「アナフィラキシー」や「迷走神経反応」が起きないか見るために病院で待機します。

※迷走神経反応…針を刺すことをきっかけとして迷走神経が刺激され、血圧低下、徐脈、気分不良、吐き気、失神などが起こる

 

私はどちらも起きませんでしたが、15分が過ぎる頃から、打った部分に熱感と鈍痛を感じるようになってきました。

帰りは自治体からワクチンを打った人むけにタクシー券が配布されており、有り難かったです。

 

接種後3時間以降、痛みが強くなってくる

接種後3時間、36.9度(平熱)。

徐々に痛みが強くなってきました。

腕を動かしていないときの痛みは「久し振りにきつめの筋トレをした翌日」みたいな感じですが、腕を上げようとするときの痛みは筋肉痛とは種類が違う気がします。鋭い痛みが混じっており(イテテテ…ちょっと怖いな)となります。

 

接種後4時間たつと、脇を閉めても痛いし開こうとしても痛い。とにかく力を入れると痛いという状態になりました。

打ったのが利き手だったら、夕食を作るための鍋を持ち上げられないところでした。

 

夜寝るときのことが心配になり、打った方の腕を下にして寝転ぼうとしてみたら、かなり痛くてびっくりしました。

「寝返りの時にウワッとなるわよ」と看護師さんが言っていた意味が分かりました。

 

接種後5時間たつと微熱と眠気が。

接種後5時間の時点で熱は37.2度で、若干眠いな…と感じていました。

しかし、もうすっかり腕が痛い状況にも慣れ、息子と梅シロップを仕込んだりしていました。今思えば、副反応がある時期の中ではこの頃が一番元気だったかもしれません。

 

夜は普段と同じように入浴しましたが、髪を洗うのはおっくうでサボってしまいました。

腕がダル痛いので、髪をあらう、洗濯物を干す、などの腕を上下させる動作が結構つらいのです。ちなみに脇がどれくらい開くかというと、どう頑張っても45度くらいです。

 

布団に入ったあとも、灼熱感を持つ腕が気になって「眠るのに時間が掛かるかもしれない」と思いましたが、意外なことにすぐ寝てしまいました。接種後5時間経った頃からずっと眠かったので、それが効いたのだと思います。

 

接種当日は、腕の痛みこそあれ、大きな問題なく過ごすことができました。

 

接種後1日目 会議で頭がまわらず


接種後1日目の朝、5時半に起き、熱を計ると36.6度でした。

腕は痛いですが、前夜と比べて悪くなっている感じはしません。

 

午前中は眠気を感じつつも、比較的単純な作業をして過ごしていました。

明らかな異変を感じたのは12時半からのビデオ会議のとき。

 

「星さんどう思いますか?」

と話をふられて、フリーズしてしまったのです。

人の話が頭に入ってこないし、頭が全然回らない!

 

私はもともとボーッとしているのですが、洒落にならないレベルになってしまいました。

 

その後、副反応について訊かれ、こう説明したのを覚えています。

「注射は痛くないです。腕は、見た目には腫れていないですけれど、張っていて誰にも触られたくない感じです。混んだ電車に乗るのは怖いですね。打ったところにものがあたると結構痛いので…。あと眠いです。

 

会議のために髪を後ろで結ったのですが、腕がうまく動かないため、低い位置でひとつ結びにするのがやっとでした。

 

夕方、熱が…!!


17時、普段とは違う強い疲れを感じ、熱を計ると37.9度ありました。

だるい、食欲がない(胃の具合が悪い)、夕食を何にするか考えがまとまらない状態でした。

幸い、冷蔵庫に焼きそば用の食材があったので、キャベツのカットなどの下拵えだけして、あとは夫に任せて休むことにしました。

 

22時半、寝る前に熱を計ると37.6度。多少は下がっていましたが、腕から首にかけて痛みが広がっていて、頭痛もしていました。

日課のヨガをしようにも、体がバリバリになっていて上手くできず、全身に症状が出ているのを感じました。

手持ちの解熱鎮痛剤を飲むと楽になったので、そのまま就寝。

 

(思ったより熱がでたけれど、接種後1日目がピークと言われているし、これで終わるだろう…)

そう信じていました。

 

接種後2日目~3日目 不調が続き、熱も。

接種後1日目、最高で37.9度まで上がった熱ですが、接種後2日目の朝には36.7度まで下がっていました。腕の痛みも明らかに引いてきているのが分かります。

これで副反応も終わりかな~と思い、普段通りに仕事をしていました。集中力も戻っている感じです。

ただ、胃の不調が続いていて、すごく疲れやすいと感じていました。

 

その翌日(接種後3日)、疲れやすさがあまりに続くので、熱を計ると37.5度でした。まだ副反応が終わっていなかったのです!

腕の痛みも残っており、真上には上がらない状態でした。左手で電車の吊革を持ったりしたら、しんどいだろうなーと思います。

「マジ副反応ナメてたわ…」と反省し、早めに仕事を切り上げて休むことにしました。

 

このあとは順調に回復し、4日目、5日目に熱が出ることはありませんでした

ただ、注射を打った上腕がつっぱるような感じは、5日たった今も残っています。

普通に生活するには全く気にならないのですが、腕をよく使う職業の人は気になるかもしれないと思います。

 

■まとめ

・注射自体は痛くないです!

・翌日はしんどい。大切な予定は入れないほうがいいです!

・3日経っても熱が出てる可能性あります!

・腕の違和感が完全に消えるまでには時間がかかりそう!

 

1回目の接種に向けてしておいたほうがいいこと

・食材は買い置きしておく(なるべく楽に作れるもの)

頭がまわらなくなって、献立を考えるのもおっくうになってしまったので、ミールキットなどを買い置きしてけば良かったです。

 

・接種する前に髪を念入りに洗っておく

私は接種した日とその翌日は、髪を洗うことができませんでした。

腕の痛さと体調の悪さで、髪を洗う余裕がなかったのです。

理想的には接種日の朝、少なくとも前日の晩、髪をきっちり洗っておくのが良いと思います。

 

2回目の接種に向けて準備したいもの

間違いなく寝込む予感がするので、夫に食事の準備をまかせられるようにしておきたいです。

具体的には、レトルトカレー、レトルトのパスタソースを買います

あと、自分用にレトルトのお粥やゼリー飲料などもあれば良いかなと思います。

 

OS-1と冷えピタは必ず用意したいです。

そして解熱鎮痛剤をベッド脇に置いてから接種に出かけます!

 

自分が高熱で寝込んでいたときのことを思い出して、「そのときってどうしてたっけ?」と考えればいいと思います。

 

おわりに。副反応はあったが、打って良かった

今回接種したのはファイザー社製のワクチンでした。

想定していたより副反応があり、結構メゲてしまったのですが、それでも打ってよかったと強く思います。

 

主治医いわく「コロナワクチンを打つと、コロナ鬱は改善するし、精神的に安定する人が多い」ということです。コロナにまつわるストレスから開放され、安心するのでしょうね。

私も、「接種完了したらジム通いを再開したい」と思って、久しぶりにワクワクしています。

 

一日も早く、全ての希望者にワクチンが行き渡ることを願ってやみません。

 

2回目の予定は7月19日。たぶん寝込んでしまうと思いますが、またレポします!

 

>>2回目の体験記はこちら!

 

(構成・文/星雅代)

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