ホットクック「謎に美味しいカレーが作れる」重大なヒミツとは?【開発秘話#8】

2021.09.23 LIFE

「買ってみたいけど、使い勝手はどうなの?」美顔器と並んでよく質問を受けるのが調理家電。代表格がシャープの「ホットクック」です。

 

オタクが開発者に「なんでコレ作ったの?」としつこくお聞きするシリーズ、今回は2015年の初代登場から7年目を迎えラインを刷新するホットクックです。

 

買う際にいちばん気になる「サイズ」に大胆な変革があったそうですが、その開発のご苦労とは…?

【開発秘話聞いちゃお!#8 前編

シャープ Smart Appliances & Solutions事業本部 国内スモールアプライアンス事業部 調理商品企画部

主任 吉田麻里さん

(以下文中敬称略)

 

なぜか美味しく仕上がってしまうヒミツは進化した「混ぜ」にある

サイズ感のご参考に、2.4Lをキッチンに置いてみたところ。まな板を置くスペースは残る。

--ホットクックに何ができるのか、今回デモ機を試すまで知りませんでした。

吉田(以下同)・無水調理ができる自動調理鍋で、競合品との違いは「かきまぜ」ができるところです。かきまぜのおかげで無水調理でも焦げつきや煮崩れを抑えながら、中までしっかり味がしみ込みおいしく仕上がります。

 

--例えばカレーも、いつもの材料なのに謎に美味しく仕上がりました。焦げ味がないのでクリアで。

無水カレーは、食材に含まれる水分を活用して調理するので、美味しさが凝縮します。また、まぜながら加熱するので味が全体になじみます。

 

--最初に作る1品は重要ですね、これが美味しいと次を作るのが楽しみになります。

ヘビーユーザーの使用実態を研究したところ、購入するとまず無水カレーなどの無水料理を経験して、そのあと煮物のバリエ、その他のカテゴリと、使いこなしていくステップに共通点がありました。それをふまえて、最新機種では「使いこなし応援」機能も搭載しています。ヘビーユーザーの使いこなしの過程を参考に、ユーザーの使いこなし状況に合わせてメニューをおすすめしていくことで、ホットクックでいろいろな調理ができるよう、メニューレパートリーが自然に広がるようにサポートしています。

 

--私はいちばん最初に作ったのはポテサラでした。ちゃんと出来上がったので驚きました。

加熱後に食材をつぶすような「調理の前や後の作業」って、基本的に面倒ですよね。まぜ技を進化せるのと同時に、こうした作業を丸ごと任せられるよう工夫しました。ポテサラが作れるなら買い替えたいと大反響です。

私が最初に作ったポテサラ。たまねぎと皮付きじゃがいもを入れてスイッチ押したら、あとは仕上げにマヨを入れるだけ!

 

忙しいファミリー層を狙ったはずが、シニア世帯に人気が出た

--なぜヘルシオブランドから調理鍋を出したんですか?

シャープには炊飯器に混ぜる機構をつけた「ヘルシオ炊飯器」があったので、この技術を調理に応用しました。2013年にユネスコの無形文化遺産に和食が登録されたタイミングで、忙しいファミリー層でも手軽に和食を作れる画期的な調理器具を作ろうとプロジェクトが始まって。

 

--ヘルシオにそんな炊飯器があったとは! 知りませんでした。

和食の中でも煮物はつきっきりで調理しないとならず、若い人や忙しい人に敬遠される傾向があります。共働きの方に評価されるかな?と思っていたのですが、蓋を開けてみたらご年配の方に大人気で。ガスを消し忘れてお鍋を焦がし、あわや火事という経験をみなさんもお持ちではと思いますが、特にご年配には火を使わず安全に調理できる点が好評だったんです。

 

--その初代はちょっと小型、1.6L サイズの発売だったんですよね?

はい、2015年に使い勝手のよい1.6Lからスタートしました。翌年にはカレーの作り置きもできる大きめ容量の2.4Lサイズを発売。続いて無線LAN機能を搭載し、購入後もメニューを増やせるようにしたところ、家族のためにしっかり作りたいが時間がないというニーズにハマりました。2019年には単身や少人数の世帯向けに1.0Lサイズを追加し、今年は1.6L、2.4L、1.0Lの全3機種がリニューアルしました。

 

つづく>>>我が家は3つのうち、どのサイズがベスト?「置く場所」の解決とは

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この記事を書いたのは
OTONA SALONE編集部 井一美穂

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