故宮とセットで、台北観光の穴場「順益台湾原住民博物館」

漫画で台湾一周!といいつつ今回もまだ台北です。さて、今回は博物館の話、「なんだ故宮博物院か、行ったことあるある、角煮も白菜も見たことある」って違うんです!その”国立故宮博物院”の道路はさんだ向かいに建つ、順益台湾原住民博物館のお話です。

自信に満ち溢れどんと構える故宮様に比べるとかなり小規模だしマイナーで地味だけど、個人的にとてもお気に入りのスポット(1度しか行ったことないけど)になりました。先住民族や文化歴史に興味ある人はもちろん、手芸好き、細かい手作業好きな人をゾクゾクさせる素敵な常設展があり、それが本当に見応え抜群なんです。

台湾の原住民族について知ることができる

その昔、漢民族が中国大陸から移民として渡ってくる前から台湾にはたくさんの民族が住んでいました。言語や風習により現在十数民族に分類され、一番人口が多いのは花蓮にある”阿美文化村”でもおなじみ阿美族、日本で活躍してたビビアン・スーさんもタイヤル族の血をひいてることで知られてます。ああビビアン・スーかわいかったな(今でも美しいけど)ブラックビスケッツのタイミング、多分今でも完璧に踊れて歌える自信ある。そう、原住民族は美男美女が多いとも言われてるんです。

博物館の地下1階から地上3階それぞれテーマがあり、3dでの物語の映像や、各民族のルーツなどがタッチパネルで紹介されてたり、地震や台風から守る建築技術や生活の様子が写真や模型で丁寧に展示。ビルの中にいながらにしてタイムマシンに乗り台湾全土を冒険をしてるよう!

日本語ガイドさんも数名いるのでぜひ説明を聞きながらまわろう。

 

 

手芸好きは3階、工芸好きは2階が盛り上がる

漫画にあるように3階は主にブレスレットや首飾りなどの装飾品や民族衣装が並ぶ、もうその繊細さ、カラフルさ、たまに混ざってるモチーフのゆるさやかわいさで意識が遠のくほど。一枚一枚あとから眺めて楽しむために写真に収めたかったけどこの博物館は撮影禁止、最近認めざるを得なくなった老眼忘れてじっと限界まで近づき脳みそに焼き付けて回りました。

2階は生活用品、器や籠製品などの展示。細かい木彫りの 入れ物や竹を編み込んで作る筒、土器などきっと台湾の社会の教科書に載ってるんだろうなと思うようなものがたくさん。囲炉裏や天然のものをつかった工芸品は日本人が見ても懐かしく、改めて「台湾近いな」と感じる。

館内くまなく見学し、いよいよもう出口という頃になると旅行疲れが取れてることに気づく。そう、この博物館人が少なく”ガラガラ”で快適なんです。亜熱帯台湾の暑さやどこへ行っても人人人、人ごみにちょっと疲れちゃった、という時にじっくり楽しめるのもオススメの一つ。

 

国立故宮博物院とのセット券もあり!

国立故宮博物院と順益台湾原住民博物館の入館チケット、バラバラに買うと400元のところ、セットで買うと80元引きになるので両方観る人はお忘れなく。

80元といったら台湾のローカル食堂で1食分!博物館最寄り駅の士林夜市へ帰りに行ってみたら、きっとその80元のありがたみを財布と胃袋で感じることができるでしょう。

順益台湾原住民博物館

入館料:大人150元、学生100元、65歳以上75元、故宮セット券320元

住所:台北市士林区至善路二段282号

Tel:02-2841-2611

日本語HP:http://www.museum.org.tw/symm_jp/index.htm

 

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(毎週木曜19:00更新中!次回もお楽しみに……!)

 

佐々木千絵さんの台湾1周!

 

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