「あえて落とされる」恋愛戦略? 女医が教える科学的アプローチ
◆誘われたくなるタイミングがある
おなかがいっぱいになったとき、女性は幸福感を抱く。だから誘われたくなる
私のオンライン性交痛外来では、男性に、女性を誘うときは「おなかをいっぱいにするように」とアドバイスしています。胃に食物が入っていくことで、胃は膨張しますよね。食物による胃壁の伸展は迷走神経を介して、脳に直接、その情報を届けます。しかも、お腹がいっぱいになって脳の満腹中枢を刺激すれば、多幸感も得られます。
迷走神経が脳に伝わって脳が刺激されることでドーパミンやエンドルフィンといった、多幸感を感じる脳内ホルモンが出るからです。
このときのポイントは、“おいしいものをちょっと”ではなく、“容量を満たす”ことです。そうすることで迷走神経が働きやすくなります。
また、ドレレクセル大学『アリスエリーの実験』から、脳の満腹中枢である快楽中枢を刺激すると、迷走神経が働き、性欲が高まった例もあります。
◆『ビアゴーグル効果』を使う
女性が男性を落とすときには『ビアゴーグル効果』が有効
これは相手の男性に少しお酒を飲ませて、そのお酒の力を借りることです。
なぜか、血中アルコール濃度が0.01%~0.009%のほろ酔い状態になったになったときは、女性に対して評価が甘くなるのです。これは、2003年イギリスのマンチェスター大学の研究者グループの研究でわかっています。
自分の評価を高くしたいからといって、たくさん飲ませてもダメ! 少量のアルコールによって、ドーパミンを出させます。