そのセックスレス、PMSが原因になってない?チェック方法と意外な対処法とは…
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月経前にむくんだりイライラしたり不調があらわれることを「PMS」(月経前症候群)といいます。
この言葉は既に市民権を得ているかと思いきや、まだまだのようです。女性活躍が期待されている現代だというのに、症状が重いとキャリアにも支障を起こし、企業の損失になると考える輩さえいるのだとか。
それだけではありません。PMSによってパートナーとのセックスが没交渉になるケースも多いのです。
このような現状について、5000人の性の悩みを診断し、新著『女医が教える性のトリセツ』を出されたばかりの富永ペインクリニック院長 富永喜代医師にお伺いしました。
【痛みの専門家『性交痛外来』富永喜代先生】
まずは、現状を知ろう! あなたにはPMS症状の自覚症状はある?
PMS症状を有する女性が抱える“PMSとキャリアの実態”や社会全体が取り組むべき課題について、大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」が詳細に調査をおこないました。それによると、ほぼ半分の人がPMSを感じているということです。
月経には「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2つの女性ホルモンが大きく関与しており、それぞれに分泌のピークがあります。PMSの発症は、排卵から次の月経が始まるまでの1〜2週間。黄体ホルモンの分泌が急激に増え、そして急激に減る時期(黄体期)と一致しています。
2種類の女性ホルモンの量が急激に変わるため、不安定になる人もいれば、食欲不振や、逆に過食してしまって胃腸の調子が乱れるほか、肌荒れ、眠気やだるさなどの体調面に表れる人もいます。心身が乱れイライラするのはその辺に要因があります。
セックスレスの引き金をPMSが引いていたこともあるんです
PMSの影響の強弱には個人差がありますが、ストレスが多いときに重くなるとされています。感情が不安定になってパートナーにぶつけてしまうのは、あなたの性格が悪いのではなくて、ホルモンの問題かもしれません。
気乗りがしないタイミングや痛みを我慢するセックスをしていると次第にセックス自体が嫌になり回避し続けた結果、パートナーへの愛情が薄れてしまうということに発展するカップルもいます。
実は痛みは単独ではなく、からみあいながら複合的にできあがっていく
性交痛には3つの要因があります。
1・侵害受容性疼痛
これは転んだりして傷ができ、炎症が起きるときと同様の痛みです。
2・神経障害疼痛
これは外陰部とかクリトリスを軽く触れるだけで痛いこと。神経そのものの質が変わり、なにもしていなくとも灼熱感があるような痛みです。
3・心因性疼痛
これは人間関係やパートナーとの間に「愛情を感じない」とか、おつとめとしてのセックスや望まないセックスによる焦燥感や不安など、心に感じる痛み。
3つの痛みの要因を知っておくことは大切です。ですが、往々にして、皆さんの痛みは単独で痛みを形成するというよりは、お互いからみあいながら複合的にできあがっているのです。腟
>>>では「セックスできる身体」はどうやって作ればいい? 正しい腟ケアの方法や、医療の相談先は?
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