これ、なんと読む?!「轍」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「轍」です。
「轍」の読み方は?
「轍」の訓読みをお答えください。ひらがな3文字で表されます。
「轍」の読みを、「徹底(てってい)」や「徹夜(てつや)」などの「徹」の読みから推測して、「テツ」と読んだ人はもちろん正解です。
音読みで「テツ」と読んでも、訓読みで「〇〇〇」と読んでも、「轍」は“車の通ったあとに残る車輪の跡(出典元:小学館 デジタル大辞泉)”を表します。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「わだち」です。
いい意味ではない!?「轍」を用いた表現
「轍」を用いた表現に「轍を踏む」があります。この場合は「轍(てつ)」と読みます。
改めて「轍」の意味は
①わだち。車の輪の通ったあと。あとかた。
②のり。道。出典元:轍|漢字一字|漢字ペディア
です。
私は初めてこの表現に出会った時、先人が作った道のりを歩いていくという良いイメージを思い浮かべてしまったのですが、実際にはこのイメージとは異なります。
「轍を踏む」は「前車の轍を踏む」ということわざから来ている言葉です。「前車の轍を踏む」も、成り立ちを聞かずに字面だけで捉えると、決して悪い印象を抱かないのですが、なんとこの前を走っていた車、悪路をやみくもに走ったがゆえに転倒しています!
転倒した前の車の通ったあとを踏むとどうなるか……同じように転倒するわけです。
「前車の轍を踏む」そして「轍を踏む」は
先人のしたことをくり返す。また、前の人がおちいった失敗をくり返す。二の舞いを演ずる。
出典元:精選版 日本国語大辞典
を意味します。
轍を踏むことのないよう、心がけたいものですね……。
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