理想はすんなりシュッ!バレエストレッチで体型を整える
自分のボディラインになんとなく緊張感がないと感じるのもアラフォー以降の悩みです。しかし欲しいのはマッチョな緊張感ではなく、しなやかさのある緊張感ではないでしょうか。そこで思い起こすのはダンサーのボディラインです。
特にバレエダンサーのボディラインは無駄がなく、しなやかで美しいですよね。そこでバレエで行うストレッチを取り入れ、すんなりしなやかな緊張感をプラスしてみませんか。
もっとも気楽なバレエストレッチの〈基本〉
すんなりしていて、無駄のないバレエダンサーの体型に憧れることは不思議ではありません。美しく優雅に踊るためにできあがったボディは、自分の肉体を自由自在に操るために作り支えているものです。美しいだけではない強靭なボディだともいえます。
その美しく強靭なボディを支えているものがストレッチです。アスリートと同じく、バレエダンサーもストレッチで自信の肉体の準備をし、またクールダウンさせ、よりよいコンディションをキープさせるわけです。
バレエダンサーが行うストレッチを完璧に行うことは困難ですが、生活の中に取り入れることはボディメイクの一環だけではなく、よりよい体調を維持するためにプラスになります。まず実行したい基本は柔軟性を高めるものです。
1.背筋を伸ばしたまま180度両足を広げて、身体の脇にある筋肉を伸ばす感覚で上半身を横に倒す。
2.胡座をかいて、両足裏をつけたままで、床に膝をつけて上半身を倒す。
3.「肩の力を抜きつつ、胸を張り、お腹を引っ込める」姿勢を基本として行う。
この3つのステップは基本としては簡単です。まずは普通の生活で失われがちな柔軟性を取り戻すこと。アラフォーになればここから始める必要があるのです。
柔軟性と強靭さがなくなるとボディは美しくいられない
どうして年齢を重ねていくと、体形が崩れていくのかを考えたことがあるでしょうか。単なる代謝機能が鈍ったことで太りやすくなっているからだけではありません。特に動画で自分を確認すると、動きにしなやかさがなくなっていることに気が付くはずです。
若い頃はどんなに身体が硬いとしても、若さゆえのしなやかさが備わっています。多少ぎこちなさがあっても、しなやかさが支えてくれているのです。しかし年齢を追うごとにそのしなやかさが失われ、ある意味、落ち着きと言い換えがちな硬さに変化します。
現代人は生活が便利になった分、しなやかさが失われがちです。つまり柔軟性を自分で養っていかなければ、どんどん失われて体型を支えるためのしなやかさも失われていってしまいます。柔軟さは体型を維持させる強靭さも支えているからです。
バネと同じように柔軟さがなければ、強靭さも蓄えられることはありません。そのため
1.背筋を伸ばしたまま、180度両足を広げて、身体の脇にある筋肉を伸ばす感覚で上半身を横に倒す。
2.胡座をかいて、両足裏をつけたままで、床に膝をつけて上半身を倒す。
というストレッチを加えて、柔軟性を取り戻しつつ、その上で強靭さを育てていくことが大切になります。このストレッチに指先まで美しくという仕草を加えると、より効果的です。
お腹を引き上げ、肩を下ろす、が基本
バレエダンサーの基本姿勢はまっすぐに咲く百合の花のような美しさを持っていますよね。儚いように見え、しかし凛とした強さも感じさせます。この基本姿勢は単に背筋を伸ばすだけではなく、お腹を引き上げるようにひっこめ、肩に力を入れないことでできています。
首をキュッと伸ばしたまま、肩をゆったりと下し、お腹を引き上げるようにひっこめるというのは、実際にやってみると難しいものです。特に腹筋と背筋が弱っていると、この姿勢をキープさせること自体が難しくなってしまいます。
どこでもできるポーズであり、ストレッチだからこそ、マスターしておくメリットがありますから、少しずつでも長い時間をキープできるようになりましょう。一見、ただ立っているように見える姿勢ですが、全身の筋肉のコンディションも整えられます。
優雅でありつつ、全身の筋肉のコンディションを整えるために
3.どこでも行える「肩の力を抜きつつ、胸を張り、お腹を引っ込める」姿勢を基本として行う。
という立ち方をマスターしてみましょう。慣れてくれば簡単です。
この姿勢を作るコツとしては、胸を張ったまま、お腹を引っ込めつつ、ヒップを軽く突き出すということです。つまりS字を意識して立ってみましょう。どこでもできる姿勢ですから、気分転換などに行ってみてもいいでしょう。
絶対にNGなのは身体を無理に使うこと!
初めから簡単にできるという方は少ないかもしれません。しかし持ち前の負けん気を発揮して、一気にバレエストレッチをパーフェクトにできるようになる必要はありません。まずは失われつつある柔軟性と強靭さを取り戻すことが目的なのです。
反動をつけて強引に身体を使うことはNG。これでは柔軟性も強靭さも取り戻せません。逆に故障を抱える羽目になるかもしれませんから、絶対に避けなければならないことです。少しずつ自分の身体を育て直すように続けていくようにします。
無理に身体を曲げるように使っていっても、本当の意味での柔軟性や強靭さは取り戻すことはできないのです。筋トレを始めても、すぐに理想的な筋肉が育って、ボディラインが美しくなることはありませんよね。それと変わりはないのです。
無理に身体を使うのではなく、動く際には呼吸を意識しながら、理想通りに身体を動かせるようにさせることが目的です。硬くなった身体にしなやかさを取り戻し、さらに強靭にさせるために時間をかけても問題はないと考えて、継続していきましょう。
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