前夜に「朝セット」を準備。あしたの自分を救ってあげる【ADHD女子#31】

じっとしているのが苦手、集中が続かない、衝動的に行動してしまう…ADHDと診断されていなくても、このような特性をかかえることで「生きにくさ」を感じている人は多くいます。今回は、臨床心理士による著作「ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法」から、「ツライ」を「楽」に変えるヒントをお送りします。

朝にさがし物をしなくてい いように「セット」にして玄関に

どんなにきっちりスケジュール管理しても、

「あれがない! これもない!」

では貴重な時間がザラザラとムダに流れてしまいます。

とくに朝のお出かけ前は大騒ぎ。

そうは言っても前夜だって忙しいし、 疲れているんです。

でももしも 「このくらいならできそう」 と思うものがあれば、 やってみて。

翌日の自分に感謝されることウケアイです。

 

●朝食セットを作る

朝から卵焼きに焼き魚、 みそ汁に炊きたてのごはん……は理想ですが、

その思いはいったんわきにおいておきましょう。

夕食の準備をしながら朝食用のおにぎりを作って冷蔵庫に入れ、

あとは夕飯の残りのおかずとみそ汁。

これだけなら朝食の準備に時間がかかりません。

 

●洋服セットを作る

前夜にあした着る予定の洋服を決めておき、

下着、 靴下 (もしくはストッキング)、 ベルト、 腕時計などもワンセットに。

前日にこの準備をしておけば

「洗濯ずみのブラが一つもない!」

「靴下が片方だけ見つからない」

の大騒ぎを回避できます。

 

●お出かけセットを作る

財布、 スマホ、 カギ、 定期券、 スケジュール帳。

私たちの命綱ですが、 ついどこかにおいてしまいがちなものでもあります。

カゴなどを一つ用意して、 帰ってきたら必ずここに入れる。

そして使ったら戻す。 そんな場所をつくっておきましょう。

 

>>次へ(3/3  22:30更新)

<<前へ

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 meppelstatt・イラスト 主婦の友社・刊

ADHDの特性を持つことで
「生きにくさ」を感じて
苦しむ大人の女性はたくさんいます。
自らADHD脳という
臨床心理士の中島美鈴先生からの
超驚きの具体的な解決法とエールが満載です。

ADHD脳で困っている私がしあわせになる方法

中島美鈴・著 主婦の友社・刊

続きを読む

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク