画期的すぎ!「防水オーバーパンツ」で生理の「モレ悩み」が終わる…作った人が抱えてた困りごとって?

「言われてみれば、なんでこれまでコレなかったんだろう!?」と驚くアイテムってありますよね。

最近驚愕したのが寝具メーカー・西川が開発した生理専用防水アイテム「まもら騎士(ナイト)」シリーズ。生理中の経血モレをガードする、吸収ではなく防水のアイテムです。

パンツタイプのものの場合、股部分を全面ガード、経血がモレ出て衣服や寝具につかないよう「徹底防水」してくれるため、これまで働く女性が常にオフィスで気にせざるを得なかった「経血モレ問題」が解消されます。特に「いつ生理がくるかわからない」更年期世代には心強い味方です。

3品構成で、ボクサーパンツ状の生理用オーバーパンツ、10分丈の生理用オーバーレギンス、そして敷布団の上に敷いて使うオーバーシーツ。

でも、なぜシーツ? なぜレギンス? そもそもなんで3品構成? その開発の経緯と特徴を聞きました。

 

お話/永田みのりさん 西川株式会社 マーケティング戦略部

 

 

防水オーバーパンツが必要だということが「簡単にはわかってもらえない」

 

――リリースを拝見したときに驚愕しました。吸水ショーツがこれだけ話題だけど、そもそも防水ショーツがなかったじゃん!!と。なんでこれまでなかったんですかね?

 

そのあたりは社内でも議論になりましたが、実はもっと手前の認識にハードルがありました。

 

上層部に製品開発をプレゼンした際、「それ、ランジェリーメーカーの製品でいいでしょ?なんでウチから出すの?」って言われたんです。

 

違う違う、この製品はまだランジェリーメーカーにもないんです、さらに言うとサニタリーショーツと吸水ショーツは違うし、これは防水なのでもっと違うんですと、そこからの説明でした。

 

そこまで説明したうえで、「でもランジェリーメーカーでいいじゃん?」って言われたので、ああ、こんなにも月経の苦労は知られていなかったんだなと思いました。

 

――防水オーバーパンツとは、完全にこの世に存在しない商品なんでしょうか?

 

正確に言うと、女子中学生向けのジュニア用はあります。でも、あまり大々的には売っていないので、みなさんこういうアイテムがあることをご存じないと思います。

 

開発陣も「なんでこういうものを作ってこなかったんだろうね? 不思議だよね、吸水ショーツよりこっちが先に出ててもよかったよね?」と不思議がりました。

 

私が困っていることって、みんなが困っていることだと思うんです

――これ、明らかにこれからの時代を変える商品だと思うのですが、なんでそんな商品の開発を思いついたんでしょうか?

 

私は2021年3月からドラッグストア向けの営業開発を担当したのですが、社内にドラッグ向けのアイテムが少ないため、当初は介護用の防水シーツをセールスしていたんです。やがて、なんで生理用防水シーツってないんだろう?と気が付きました。

 

だって、ネットで調べてもアマゾンで1件しかないんですよ? なのですが、私本人が子宮筋腫由来の過多月経に悩んだ経験もあり、多くの女性にとって切実な問題なことは明らかでした。

 

皆さんも、あっ、漏れた!って夜中に飛び起きたり、ナプキン交換のために2時間に1回起きたりってご経験ありますよね? 私の場合は不安だから仰向けに寝られなかったんです。横向きならちょっと漏れても下には付かないから。地味な努力ですね(笑)。

 

そこから社内外の女性たちにどういうものがあったらいいのか聞き取っていくうちに、社内のプライベートプロジェクトに発展したんです。

 

――なるほど、だからシーツ、オーバーパンツ、オーバーレギンスというちょっと珍しい商品展開になったんですね?

 

はい。寝具メーカーなので最初はシーツから始まりました。でも、寝てるときも不安だけど起きてるときも不安、どっちも不安だから履けるのがいちばんじゃないかな、シーツもだけどパンツ型も欲しいなという声がすぐ挙がりました。

 

聞いていくと、みんな月経時には漏れをガードするのにスパッツを履いていたり、ガードルを履いていたりするんですね。それに防水布ついてるのが最高じゃない? これ1枚履いてればOKなものがあれば最高だよねという話になりました。

 

実は製品化前に工場に相談したとき、提案されたのは吸水ショーツでした。でも、それは今やどこでも作っている製品なので、寝具メーカーである西川を選んでもらうには防水パンツが欲しいんですと。そう投げかけた中で出てきたのが、三分丈・五分丈・十分丈のスパッツでした。

 

当初はジュニア用のような短い丈のパンツでいいかなと思っていたけれど、いざスパッツが出てきてみると、これパジャマとして使えるよね、ワンピのときのレギンスに使えるよね、ヨガのときも気になるからこういのがあると嬉しいねという声がどんどん出てきて。それなら十分丈も出しちゃおうとなりました。もう1枚は学生さんでも制服の下に使えるよう、一分丈のボクサータイプにしました。こちらがオーバーパンツタイプですね。

 

吸水ショーツがブームとなった中、防水オーバーパンツならではの「メリット」とは?

――吸水ショーツが急速に普及する中での、敢えての防水ショーツです。どう違うのでしょう?

 

いちばんの違いは、吸水布が入っているかどうかです。

 

周囲にヒアリングしてみると、吸水ショーツは気になってるけど使えないという人が案外多かったんです。本当にそれ1枚で大丈夫なのか?衛生的なのか?他のものと洗っても大丈夫なのか? 私もその1人でした。

 

なので、どんな人でも使えるよう、今使っているものを変えずに、不安な日にこれをプラスすればOKというアイテムにしようと考えました。吸水ショーツは吸水布を挟み込んでいる分だけ嵩のあるものが多いため、吸水布をなくすことで厚みも抑えられて上から重ねやすくなります。

 

シーツもヒアリングしてみると、介護用の防水シーツはシーツ生地の下にラミネート加工の生地を貼っているため、水も通さないかわり湿気も通さず、蒸れて使いたくないという声があがりました。ですから今回の製品では防水透湿素材を使い、2枚張り合わせるのではなくて1枚仕立てにして、持ち運びもできて外泊先でも使えるようなものを目指しました。パンツ、レギンスにも同じ防水透湿素材を使っています。

 

――3アイテム、どんな風に使い分けるといいんでしょうか?

 

シーツは1枚敷くだけだけなので、月経がくるかな?という時期におすすめです。

 

レギンスは、当初パジャマとしての着方は想定していなかったのですが、作ってみたらこれ1枚で寝やすかったという声が集中しました。寝具の西川ですので、改めてパジャマとしてもご使用いただける仕様にしました。パジャマ以外にも、冬場のスキーウエアの下に使えばちょっと失敗してもウエアが汚れないという声、キャンプで使ったという声も挙がっています。

 

オーバーパンツは就寝中というより、日中ズボンやスカートの下に履いて使っている人のほうが多かったですね。シーツとオーバーパンツ併用もいいと思います。

 

3アイテムとも洗濯機で洗えます。「洗濯機で洗えないものはあり得ない」というモニターの声をそのまま反映しています。洗うのがラクだと気持ちもラクになりますよね。ただし、乾燥機はNGです。

 

寝具メーカーならではの「すこやかな睡眠」を大切に

――西川ならではの、他にないポイントって何なんでしょう?

 

寝るときに使うアイテムであることを大切にしました。例えば、レギンスは着圧タイプが欲しいと言われたのですが、寝るときにはリラックスできる着心地が重要ですので今回は採択していません。

 

いっぽうで、お腹のほうまで温めたいという声に応えてまた上を深くし、透湿性の高い生地を採用しました。これらは寝具の西川らしさだなと思います。

 

実際、私も試用しはじめて、特に睡眠シーンでの生活が変わりました。これまでなら寝る前にナプキンを交換して、バスタオルを敷いて、さらに横向きで寝てと努力をしていましたし、夜中に頻繁に起きてナプキン交換もしていましたが、今では朝までぐっすり眠れるようになりました。あるとないとでは安心感が歴然と違います。2枚ご用意いただき、洗い替えながら月経を乗り切っていただければと思います。

 

まもら騎士(ないと・写真左から)生理用オーバーパンツ 3,278円、同オーバーレギンス 4,378円、同オーバーシーツ 2,178円(すべて10%税込)/西川

 

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この記事を書いたのは
OTONA SALONE編集部 井一美穂

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