【40代編集長の婚活記#44】結婚できない40女の「モトカレ」問題
モトカレによる「婚活記」の感想
話し合ったのは「結婚」のことだ。つきあっていた頃、なんとなく結婚の話になって、話し合って、考えて、また話し合って……お互いに納得したうえで私たちは結婚しないという選択をした。モトカレ「そうだったね」
アサミ「結婚どころか、他人と一緒に住むことが理解できないって主張してた人間が、今ごろなんで婚活してるんだって……笑われると思ったの」
モトカレ「そんなこと、思わないよ」
アサミ「じゃ、どう思った?」
モトカレ「うーん。カラダ張ってるなって」
アサミ「そうね(笑)」
モトカレ「面白かったよ、ホントに。こういう文章、書くんだなーって初めて知ったから」
アサミ「ファッション誌やってるときは長文なんてまったく書かなかったもんね」
モトカレ「15年以上前からの付き合いだし、お互いのこといろいろ知ってると思ってたけど、こんなこと考えてるんだなとか、知らないことがまだまだあったんだなーって」
きっと笑われると思っていたのに、やさしい表情、やさしい言葉で「婚活記」の感想を話してくれるモトカレ。そうだった、この人は昔から誰にでもやさしくて、キツイ言い方などをしない、いい人だった。
もし、この人と結婚していたら
“この人と結婚していたら……”。タラレバ娘じゃないけれど(タラレバおばさんだな)、そんな言葉が頭をよぎった。きっとやさしい旦那さんで、タバコも吸わないし(正確には禁煙した)、料理もしてくれただろうし、私が化粧を落とさないまま寝ても、朝起きてこなくてもそっとしておいてくれただろう……。
って、何を考えてるんだ。彼はもう家庭がある人。やっぱり覆水は盆に返らない。思い出と妄想にひたってる場合じゃない。
アサミ「それで、婚活の話があなたの仕事にどうつながるのかな」
モトカレ「仕事っていうか……」
アサミ「っていうか?」
モトカレ「婚活事情について教えてほしいんだよね」
アサミ「私、半年ちょっとしか婚活してないよ?」
モトカレ「全然、わかる範囲でOKだし。婚活してる女性の本音が知りたい」
アサミ「すごく偏った本音だと思うけど」
モトカレ「前にバツサンの男はちょっと……って書いてたじゃない。一般的に女性からみてバツサンはきびしいのかな?」
アサミ「バツサンのホワイトさんの件ね。あの記事を公開したあと“さすがにバツサンはないよね~”っていうことをいろんな人から言われたからね、あんまりよろしくはないみたい。でも最近、仕事関係の男性が結婚したんだけど、どうやらバツサンだったみたい。彼は4回目の結婚だけど、奥さんは初婚らしいから……アリな人も中にはいるのよね」
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