息だけで不思議なほど涼しくなる「アイスのような呼吸」って?【読むヨガ】
いつもの裏路地には紫陽花が色づき始め、夜の小川にはホタルが飛んでいます。いよいよ梅雨入りも本番になりこれから夏が来るのを感じます。四季や気候と上手に折り合いをつけながら、今年の夏はヨガを取り入れ清清しく健康的に毎日を過ごしてみませんか?
スマホでこの記事を表示し、書かれている通りにゆっくり呼吸をすればOKです。
ジメジメの夏に効果的なヨガ
梅雨の晴れ間はカラッとした晴天もあれば、湿度が高く身の置き場に困るほどジメジメな暑い日もあります。そんな時に冷たい食べ物や飲み物ばかりを取っていると消化力が低下し腹痛や夏バテの原因にもなりかねません。体内に湿気や熱を溜めすぎる事は、晩夏の頃に湿疹や発熱などの症状を引き起こします。暑い夏の時期にはなるべく汗や老廃物を体外に出し、上質な睡眠と軽運動をオススメします。
まるで冷たいアイスクリームを食べた様に身体がクールダウンするヨガの呼吸法をお伝えします。
身体の柔らかいポーズや逆立ちみたいな奇怪なポーズばかりがヨガではなく、ヨガとは「心が穏やかで平穏であるための教え」です。身体を動かし浄化するヨガは「身体と心が繋がっている」と確認するツールの一つです。呼吸法もヨガに含まれるのですね。
体内を涼しくする「冷却呼吸法」をご紹介
大切なのは、ゆっくりとした吸う息と吐く息を一定のリズムで繰り返す事です。腹式呼吸、胸式呼吸にこだわらず自然な呼吸で行います。特徴は口と舌の形を変えて行い、口から吸い、鼻から吐きます。
「シータリー呼吸法」(シータリー=涼しい)
①座位(胡坐、正座など)背筋が真直ぐになるように姿勢を正します。オフィスの椅子でも良いでしょう。太腿や腕に緊張もないリラックスです。
②口を軽く開き、舌の両サイドを巻き上げ、舌全体がストローの様な状態にします。
③丸めた舌を口から少し出し、シィーっと音を立てながら口から息を吸い肺を満たします。(舌表面を通る空気が冷たく感じられます)
④吸い切ったら舌を口の中へ戻し、口を閉じます。
⑤うなじや後頭部を高く保ち、アゴを引きます。
⑥できれば5秒間ほど息を止めます。(*注意!高血圧、心臓障害の方は避けます)
⑦鼻からフーッと息を吐きます。(吐く息は暖かく感じます)
⑧顔を正面に戻します。
⑨ ③から⑧を約5分間焦らずゆっくり繰り返します。
⑩最後にしかばねのポーズ(シャヴァアサナ)仰向けでくつろぎ休みます。
効果:身体全体がクールダウンする、血液が浄化される、蚊や虫に刺されにくくなる、忍耐力がつく、空腹や喉の渇きを潤します。消化能力を改良します。
いかがでしたでしょうか?
シータリー呼吸を繰り返すと不思議なほど涼しくなります。
暑さで沸騰ぎみの身体と心が清涼感で満たされるのを感じてみてくださいね。
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