「びっくりです!」更年期の51歳、HRTを始めて「よみがえったもの」を医師に聞いてみると
こんにちは、オトナサローネ編集部井一です。更年期真っ只中の51歳の4月、突如として歯列矯正を始めました。(初回の記事はこちらから)
この連載は「歯列矯正の進捗を記録する」ものですが、もうひとつのテーマが「更年期に起きること」。私は6月にホルモン補充療法、HRTを始めました。HRTの開始から起きたことのお話、3回目です。
先週のお話▶更年期障害の治療、HRTを始めてみたら…こんなことが起きるなんて??【連載・更年期50代の歯列矯正日記・毎週木曜更新】♯14
予期してなかった…20代のときみたいな「ごつい生理」がやってきた!
私は上記の「④周期的併用投与法・持続法」を6月8日(水)にスタート、黄体ホルモンを14日飲んで、22日(水)に「黄体ホルモン休み」を迎えました。
ここで何が起きるのかを事前に先生によく聞いていなかったのですが……。
休みが始まって2日後の24日(金)、なんだかすごく調子が悪い。あれー、HRTも波があるのかな、こんなにダルいって? と思っていたら、25日、軽く出血がありました。
「そういえば、不正出血があるって書いてあったな……」とパンフレットを確認してみましたが、「ある場合もあるし、ない場合もある」というような記述です。
なるほど、ある場合もあるんだな~!と思っていたら、時間がたつにつれて不正出血というレベルを越えてどんどんひどくなっていきます。結果的に、ものすごくしっかりした(?)生理になってしまったのです。
そうだ、生理って、こんなふうに重くて辛くて痛くて動けなくなるんだった。20代の頃ってこうだった、忘れてた。
この3年ほど生理は間隔があく上に軽くなっていたため、すっかり縁遠かった感覚。あまりに急なリバイバルで勝手を忘れており、鎮痛剤を飲むタイミングまで逃してしまいました。とにかく痛い、だるい、しんどい。結局、週末2日まるまる「寝込む」事態になりました。
いま記録を見てみると、2月に飲み始めたポーラのコラーゲンが効いたのか、3月からの生理は28日周期に戻っていたので、幸いにしてナプキンの準備などの面で丸腰ではなかったのはラッキーでした。でも、とにかくノーガードで突っ立っていたところに特大のアッパーカットを喰らったような事態、びっくりしました。これからHRTを始める方、最初の黄体ホルモンが終わって数日は気を付けてください……。
先生に聞いてみました。この「生理リバイバル」は普通なの?こんな生理が続いちゃうの?
7月8日(水)、投与開始からはじめての婦人科の診察に出向きました。
にこやかに「いかがですか?」と切り出す先生に、「先生、生理がかなりがつんときてしまったのですが、これは普通ですか?」と聞いたところ……。
「そうよ! 周期法を始めると最初にきちんと整った生理がくることが多いです。全員ではないけれど、多くの方で」
「イメージ的にはわかる気もしますが、どうしてなんですか?」
「エストロゲンが補充されたことで、子宮内膜がきれいに育って、きちんとはがれたんです。閉経前にHRTを始める場合、こうして子宮内膜をはがすことは大切です」
「これ、次回もこんな感じで、黄体ホルモンが終わったら強めの生理がくるんですか?」
「はい、しばらくは同じくらいのものがくるかもしれません。でも、これが酷くなっていくということではなくて、時間がたつにつれて少しずつ軽くなっていきます」
「ずっと続くんですか? HRTを続ける限り、生理も続く?」
「それは人によるんです。このまま飲み続ければ、80代になっても生理がくるという人もいます。子宮は年をとらないからね。でも、多くの人の場合は少しずつ減っていき、ある程度減ったところで周期法から持続的併用投与法に切り替えるんです」
投薬はリアルタイムで進行中のため、このほかの注意事項はまた来週まとめます!
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