「かんえる」ではありません。「患える」の読み方、知っていますか?

2022.11.04 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「患える」です。

「患える」の読み方は?

「患者(かんじゃ)」や「急患(きゅうかん)」などの言葉に用いられる「患」ですが、「患える」の読み方は「かんえる」ではありません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「うれえる」です。

「患える」とは

1 よくないことになるのではないかと心配する。心を痛める。また、嘆き悲しむ。
2 心の苦しみを人に訴える。自分の嘆きを人に告げる。
3 病に苦しむ。患う。

出典元:小学館 デジタル大辞泉

という意味です。「憂える・愁える」とも書きます。

「患」の読みは

  • 音読み カン(常用漢字表外)ゲン
  • 訓読み わずら(う)(常用漢字表外)うれ(える)・うれ(い)

です。「患える」は常用漢字表外の読み方なので、日常生活で見かける機会は少ないかと思いますが、本記事をきっかけに「患」の訓読みを覚えていただけると幸いです。

まだまだある!?「うれえる」と読む漢字

「患える」と同じ読み方、同じ意味をもつ漢字に「憂える・愁える」を紹介しましたが、「うれえる」と読む言葉は他にもあります。

  • 恤える
  • 戚える
  • 閔える
  • 憫える
  • 悒える

どこかで一度は目にしたことのありそうな漢字もあれば、あまり馴染みのない漢字もありますが、これら全て「うれえる」と読みます。

「恤える」の「恤」は日本漢字能力検定1級に相当する漢字で、漢字そのものに“①うれえる。 ②あわれむ。めぐむ。(出典元:恤|漢字一字|漢字ペディア)”という意味があります。「血」という漢字が含まれるので、一見物騒な感じもしますが、この「恤える」には“気を配る。心配する”という意味があります。

「親戚(しんせき)」の「戚」は常用漢字表外ではありますが、訓読みで「うれ(える)」と読みます。“心を悩ます。心を痛め、心配する。思いわずらう”ことを意味します。

「閔える」と「憫える」はどちらも“こまごまと気に病む。心配する”ことを意味します。

「悒える」は“うっとうしくて気が晴れない。心がふさいで楽しめない”様を意味します。「悒える」だけ、少し違った意味合いに感じられますね(出典元:うれ-える|言葉|漢字ペディア)。

 

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