「じんぶる」ではありません。「甚振る」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「甚振る」です。
「甚振る」の読み方は?
「甚振る」の「甚」は男性や子ども用の夏着として知られる「甚平(じんべい)」に用いられています。ですが、「甚振る」の読み方は「じんぶる」ではありません。
まずは正解を見てみましょう。
正解は……
「いたぶる」です。
「甚振る」とは
1 激しく揺り動かす。
2 おどして金品をとる。また、痛め付けたり、嫌がらせをする。ゆする。
3 激しくゆれる。出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。
「甚」という漢字には
はなはだ。はなはだしい。いたく。度をこえている。
出典元:甚|漢字一字|漢字ペディア
という意味があります。同サイトによると、「甚振る」は「甚(いた)く(ひどく)振る」意からきています。
ちなみに「甚振る」の類語表現に「責め苛む」があります。「責め苛む」とは
むごく責める。ひどくいじめる。
出典元:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。例文には「良心に責め苛まれる」などが挙げられます。
この「〜苛む」をなんと読むか知っていますか?
「苛」は音読み「カ」以外に7つもの訓読みがあります。すべて常用漢字表に認められていない読みではありますが、聞いたことがある表現もあるはずです。
「苛」の訓読みは
- から(い)
- きび(しい)
- むご(い)
- わずら(わしい)
- いら(だつ)
- さいな(む)
- いじ(める)
です。
「苛」にはたくさんの訓読みがありますが、「責め苛む」の読み方は「せめさいなむ」が正解です!
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