【40代編集長の婚活記#49】結婚できない独女「モトカレと寄りを戻す」のはアリ?
酔った勢いで言われても!
モトカレ「いや、酔ってるけど、勢いで言ったことじゃないよ」
ほんの少し語気にムッとした感情が入っている。そりゃそうよね。普通ならいいムードになっていきそうな状況をバッサリ斬りこんだから。
ちょっと失礼だったかもしれない。でも、恋愛下手というか恋愛偏差値がものすごく低い女は、甘い言葉に対応できる言語能力が著しく低い。簡単にいえば、可愛くなれないのだ。
モトカレ「この2カ月でホントに一緒にいてほしいって思ったよ。それは勢いでも嘘でもない」
今度は穏やかな口調でそう言った。顔を見たら、思いのほか酔っている表情ではなくなっていた。酔った勢いじゃないってことは、信じていいのかもしれない。
アサミ「そう思ってくれたのは……素直にうれしいけど」
モトカレ「やり直して、くれないかな?」
アサミ「そうね……」
再び「やり直したい」と言われ
アサミ「ちょっと考えさせて」
モトカレ「……」
アサミ「私は酔ってます。だからいま返事をしたら私は冷静な判断がくだせないし、お酒の勢いでの返事になっちゃう。それはよくないでしょ?」
モトカレ「……そうだね」
アサミ「一緒にいて居心地がいいって思ってもらえたのは本当にうれしいし、私も10年ぶりに会って同じこと思ったよ」
モトカレ「ホント?」
アサミ「うん。一緒にいてほしいなんて、お化け屋敷に入るときしか言われたことないし」
モトカレ「そうやってすぐ、笑いに持っていこうとする(笑)」
アサミ「バレた?」
モトカレ「わかるよ。ちょっと前からお化け屋敷のこと言おうと考えてたでしょ」
アサミ「…………正解!」
最後はそんなくだらない話になって、その日は別れた。そして、メッセージはするとしても、私の気持ちに結論がでるまで、会うのはやめようということにした。
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