耳ごこちのいい声を出す「正しい顔の位置」とは?やってみると驚きますよ
「最初の数秒で第一印象は決まる」これは事実です。けれど、その次に本人の声や動きを伴った行動が与える「第二印象」もとても重要。そして、社交慣れしていない日本人はこの「第二印象」を軽んじがちであることもよく指摘されます。
いうまでもないことですが、せっかくステキな第一印象を与えることに成功しても、続く「話し始め」にギャップがあると全体の印象は「残念な人」になってしまいます。
そこで、今回は第二印象である声と話し方について(一社)日本プロトコール&マナーズ協会松田玲子先生に教えていただきました。
前編記事『育ちのいい人だけが知っている「さりげなく好印象を残す」お話の進め方5つの鉄則』に続く後編です。
【 気品を身につけるシンプルな教え#69声と話し方編 】後編
Point4.
話し方改善の第一歩は「録音」。自分の声を客観的に聞くと、声の響きの有無や話し方のくせがわかります
自分がどのような声で話しているか、なかなか自分では気づかないと思います。そのため、私は自身の声を録音して客観的に聞いてみることをおすすめしています。少人数での会議のほか、同僚とのランチ中、友人との電話中など、ある程度自分が長い時間話すシーンを選ぶといいでしょう。また、完全なオフの時間よりは、改善を行いたいシーンでの録音がより実践的です。
録音した声を聞くと自分の声の響きの有無や話し方のくせがわかります。「声の高さ」はどうか、「音色は豊かか、なめらかか、温かみはどうか」、「ずっと同じ調子ではなく抑揚をつけているか」、「話し方は早くないか遅くないか」、「声量はどうか」などを客観的に聞いて意識して改善していきましょう。
Point5.
耳ごこちの良い声の条件。それは、正しい姿勢になることです
美しい声や美しい言葉は心と体から生まれます。悲しいときには悲しい声が出ますし、嬉しいときには嬉しい声が出るように、声は心と体の状態と密接に関わっています。
耳ごこちの良い声を身につけたいと願う方は、声を出す土台である自身の身体と顔を正しい姿勢に保ちましょう。
正しい姿勢とは、骨格が正しい位置にある状態のことです。横から見ると「頭頂」「耳」「肩」「腰」「くるぶし」が一直線上にある状態。この姿勢はよく「頭のてっぺんから吊られたような感覚で立つ」と表現されます。
正しい顔の位置とは、「耳たぶの下」と「上唇」を結んだ線が床と平行になるポジション。試しにご自身の横顔でこの線が平行になるまで自撮りをしてみてください、思ったよりもかなり胸を張ってあごを上げた位置になることに驚きませんか?
これら正しい姿勢と正しい顔の位置を意識して声を出すようにしましょう。
声を改善するだけでもずっと印象が上がっていきますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。
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