51歳エディターがぶっちゃけるヤバいお金の歴史「彼女に出会わなければ本当に老後が終わっていた」【50歳からでも手遅れにしない!FPウェルのお金悩み相談】
オトナサローネの皆様こんにちは。生まれたときからベビーブームで子ども多め、就職氷河期で競争率高めと、なんだかいつも荒波を潜り抜けた世代のエディター田中です。
今回、そんなオトナサローネ世代で、私のようにお金に全く無頓着な方々、実は結構いるんじゃないかと思って、お金相談企画を立ち上げました。ほんのちょっとの重い腰を上げるだけで、持ってるお金のぼんやりとした不安が、クリアになる!と私自身が実感したからでして…。
まずは恥を忍んで、私のお金歴史からひも解いてみます。
【50歳からでも手遅れにしない!FPウェルのお金悩み相談】#1
ゴリゴリの昭和のお金感で育ち、「天引き」しろが魔法の言葉。お金を入れておくのは銀行、の一択時代
今でこそ、子どもたちに “お金”の教育が始まるとか、言われておりますが、オトナサローネ世代は自分から学ぼうと思わない限り、義務教育の中では教わってこなかったんですよね。お金のことは、身近な大人=親が教えてくれるものというか。初めてのお金体験って、お年玉、あとは親からのお小遣いやバイト代くらいで、本格的に自分のお金を意識するようになるのは、就職タイミング。
振り返ってみると、私なんかは、戦中生まれの両親に育てられているので、「就職するなら終身雇用」「資格取得」「給料は財形か、定期預金へ」と、ザ・昭和のお金価値観で育ちました。母は娘のお金の使い方に不安があったのか、常に「天引きよ!天引きにしなさい」と言ってました。
とにかく生保おばちゃんの電話に出たくない! 掛け捨て生命保険を解約できない私
就職も決まり、いよいよ給料が入ってくることになるとやってきたのが、「保険どうする?」の誘いです。母からのなんとなく入っておいた方がいいんじゃない、のふんわりした誘いが来たなー思ったら、あっという間に母経由の生保オバチャン2人組にアポをとられて、説明を聞く場という名の契約の場が設定されました。
当時はまだ20代。この先どんな病気になりやすいのかイメージは全くないし、そもそも保険の仕組みもわからない。「私の息子もこういう保険かけてて、こうなったときによかったのよぉ〜」という本当か嘘かわからない、体験談を聞かされながら、言われるがまま掛け捨てに近い保険を組むことになりました。
後々、保険がわかる友達に聞いたら、私のかけ方は働き盛りのオジサンみたいな感じだったみたいです(その判断もつかないw)。毎月の掛け金もなんだか地味に高くて辛い、一向に保険を使うこともないし、1度だけ、勇気を出して掛け金を下げたいって訴えたんです。一応対応してくれて、すぐ変更の手続きの書類もらったのですが、仕事が忙しかったのもあったけれど、何よりもその保険のオバチャンに会いたくない、気が進まないの一点だけで、手続きいつにする、の電話をとにかく無視するという謎行動(その後、解約したら、少しだけお金戻ってきました。あーもったいなかった)。
今思えば、さっさと解約すればと思いますが、保険はおろか、お金というものの知識と興味ゼロ、保険屋は自分とこの商品をゴリ押ししてくるだけで信用ならない、というトラウマだけができあがってしまって、それ以来、私のお金は、ただ銀行口座で出し入れするだけになりました。
現実に目を向けたくないから残高は見ない。わかっちゃいるけど避けちゃう心理、これって何?
家族を持って、老い先も長くはない今、この貯蓄しかないけど大丈夫?って定期的にヒヤッとするんですが、だからといって、残高を見たくはないんですよね。もしかしたら変なサブスクが解約されてなくて、目減りしてるかもしれないのに… 人間ドックを避けるみたいな心境なんです。怖いから病気見たくないのと同じ。でも、そろそろ年齢もあるし、会社員でもないし、向き合わないとなって頭の片隅でずっとくすぶっていた案件。それがお金。
確実に損してるのに生保のオバチャンたちをこんなに避けたのはどうしてか、お金から目をそらしてきたのか考えたんです。
大きな理由は、苦手なもの、不安感が強いものの先のばし癖。それが一番なのですが、生保のオバチャンが嫌だったのは「カモにされてる感」。洋服でも日用品でも、欲しいものを買うためには、国内、海外、幅広―くリサーチした中から納得の品を選びたい性質なのに、たまたま知り合った保険屋さんの、その手持ちの中からしか選べず、納得しないまま契約するところがもう、モヤモヤポイント。でも、知識もないからオバチャンたちに対抗できるわけもなく、好きじゃない科目は勉強したくないというわがままもあり(笑)。
あと会社員生活が長かったので、定期的に給料が入っていたため切実感がなく、「私のお金」の把握を、後回しにしてたのが一番の大きな理由かもしれない。その後、会社員を辞めているので見直す必要があったはずだけど、長年の慣習はそう、変えられるものではなく…。
いろんな金融商品の中から選べるんだ!が一番の驚き。ようやく重い腰が上がった私
そのモヤモヤが解消されたのが、あるママ友との出会い。ママ友という呼び名は適切ではないのですが、まれに、子どもを介さないで知り合った友人のようになれることもあるんです。
そんな数少ないママ友の職業が、私が最も避けてきた金融関係のお仕事。でもコミュニケーションをとるうちに、お仕事も深掘りしていったら、「簡単にいうとF Pみたいな感じ」と言っていた当初の印象と実情が全然違う!
彼女はI F Aという金融アドバイザーでした。説明を見ると、『IFAは“Independent Financial Advisor”の略で、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれる、金融アドバイザーの業態の一種。既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に立った金融アドバイスができる事業形態にあります』だと!
簡単にいうと、私の持ってるお金や、これからどうやって使うシーンがあるかも考えながら、預け先をいろいろ一緒に考えて、私のお金をアレンジしてくれるアドバイザー。え!自分ところの商品だけじゃなく、中立的な立場(ここ重要!!)で、幅広く預け先を持ってるですと!
というわけで、そんな職業があるって初めて知って(ほんと不勉強すぎる。。。)これは、何かのご縁、最も目を背けてきた「私のお金」に手を入れてもらおうと決心したのでした。
そう、ここまでの話でお察しかと思いますが、この企画を立ち上げようと思ったきっかけがI F Aである愛さんとの出会いだったわけです。
まずはすべてのお金の把握をしたいのにいろんなパスワードが出てこない
時は、急速に円安になって、物価も上がり始めたころ。世間も”新ニーサ”とか騒ぎ始め、なんかやった方がいいの? の波にまんまと乗っかったようなタイミング。ですが、私が持っているお金の中でまず手をつけたのは、確定拠出年金。
まず会社づとめをやめた時点で何か手続きした覚えはあり、その後案内はもらったけれども開けずじまい(よくわかってない)。愛さんに、振り分けてる内容を知りたいと言われても、どこへアクセスすればわかるのか、からおさらいする始末。なので、とりあえず見つけた年に1回くらい自動で届く”確定拠出年金のお知らせ”とやらを見せました。そのうちパスワードなども見つかり、本丸のサイトに無事アクセス。
ですが、ここまでですでに1ヶ月近く経過。その間、愛さんは辛抱強く「サイトにアクセスできた?」とリマインドもしてくれました(ほんとすまん)。サイトで確認してみると、案の定、手堅いと思って銀行に預けていた分がなんとなく増えてもいない実態がわかり、「もったいない」状態。それを、増減はあるものの将来的には増えるであろう、世界株でのプランへ愛さんのアドバイス通り変更して、まず1つクリア。やった!
IFAに「お金の整理」をお願いする感覚って、お金の「整理収納」。人生そのものの整理も手伝ってもらえる…?
その後、1ヶ月に1個くらいじわりじわりと、私のもったいないお金をNISAにしてみたり、保険を見直したり、ふるさと納税のやり方まで(それすらわかってなかった!)文字通り、手取り足取り書類の書く場所まで教えてもらって、進んで行きました。
そして結局何をやったか、うまく説明もできない私ではありますが、体が動かなくなっても、安心材料としてお金が自動で動いてちょっと増えてるかもなーと思ったら、だいぶくすぶっていたお金の心配がクリアになりました。これがIFAにお金の相談をするパワーというものなのです。
まだまだやることはたくさんあると思いますが。オトナサローネ世代は、働けてもあと10年かそこら。私みたいに、こんなひどい人はあまりいないと思いますが、少しでもお金の心配事、相談事ってあっても、相談する先ってなかなかないと思うので、オトナサローネでもお手伝いしたいと思ってまずは始めてみます。ウェブサイトですから、お金に関するトピックも発信しますし、具体的に愛さん所長の「FPウェル」へのご相談もできる、立体的なお金記事ができたらと! これからどうぞよろしくお願いします。
FPウェルとは?
関西人の人情派FPの愛所長と、業界キャリア合わせて50年長超え、酸いも甘いも知り尽くしたモーリー&ごっちをブレーンに迎え、オトナサローネ世代のお金の困りごとをサポートするべく、当サイトのために結成されたFPチーム。
そうそう、愛さんはこんなことも言ってました。「みんながみんな焦って投資する必要はないんだよね」。今は世の中は、投資投資って、みんな言ってるのに? どういうこと?! 次回はこのテーマでお話を聞こうと思います!
つづき▶「投資投資と言うけれど、みんながみんなやる必要はないですね」40代50代女性を中心に相談を受けるFPが言い切るワケは
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