「いつも元気な俳優の鈴木砂羽さん、実は更年期に苦しんでいた!?」 砂羽さんと産婦人科専門医が語るトークイベントをレポート!
Presented by Kikkoman Nutricare Japan
オトナサローネが取り組む更年期啓発活動「アフタヌーンエイジプロジェクト」がキッコーマン ニュートリケア・ジャパン株式会社とコラボレーションし、大豆成分・ゲニステインを深く知るためのイベントを6月30日に開催しました。
イベントには俳優の鈴木砂羽さんと、産婦人科専門医の三輪綾子先生が登壇。砂羽さんご自身の「リアルな更年期体験」を軸に、医師からの医学的な解説もじっくり伺える90分でした。参加したライター・岩淵がレポートをお送りします。
「なぜ大豆イソフラボンは更年期にいいのか?」大豆成分の一つ「ゲニステイン」の効果に驚き!
オトナサローネ編集長・井一美穂より開会の挨拶のあと、THIRD CLINIC GINZA院長・産婦人科専門医の三輪綾子先生が登場。笑顔がすてきな先生です。
まずは三輪先生が、不安感やイライラ、ホットフラッシュなど更年期症状がなぜ起こるのかについて説明。女性ホルモンの一つ、エストロゲンの血中濃度のゆらぎが、私たちの体調を左右していることがわかりました。
私はこれから更年期にさしかかる世代。大豆イソフラボンが女性ホルモンと似た働きをすることは知っていましたが、その理由は構造がそっくりだからということを初めて知りました。
初めて知ることはほかにもありました。実は大豆イソフラボン成分にはいくつか種類があります。中でも「ゲニステイン」は体内への吸収率が高いうえ、女性ホルモン様の作用が最も強く、更年期症状の緩和に役立つのだそう。みなさんも、大豆イソフラボンが女性ホルモンにいいという漠然としたイメージで豆乳を飲んだり、豆腐を食べたりしていたと思いますが、このゲニステインは大豆製品の中では味噌に多く含まれているそうです。同時に、サプリメントも上手に取り入れるといいということがわかりました。
内面から輝くエイジレスな強さと美しさ…そしてカラリとしたぶっちゃけトーク。砂羽さんの魅力に会場大盛り上がり!
三輪先生の講義のあとは、いよいよ俳優の鈴木砂羽さんが登場。会場から「きれい」「わぁ〜」という声が聞こえてくる中、開口一番「私、ゆらぎ真っただ中です!」。ぶっちゃけトークの始まりです。
「(更年期症状は)40代前半から始まったと思うんです。45歳くらいのときは、仕事がとても忙しく、なんで体調が悪く、何が精神的につらいのかがわからず、とにかく駆け抜けていましたね。夜、動悸がして眠れないこともありました。当時は、仕事のプレッシャーもあり、精神的バランスを崩していてゆらいでいるのかと思ったのですが、あとから調べたら更年期症状の一つだということがわかったんです」
そんな砂羽さんは、40代後半から月経が重くなったそう。「あっ、経血漏れたかも」な感覚、みなさんも経験されたことがあるのではと思いますが、砂羽さんも「立ち上がった瞬間、あーってなるくらいの」とその経験を語ってくれました。あまりにもつらいので、病院を受診すると子宮筋腫が発覚。ゆらぎ年代で子宮筋腫などの病気がわかることも多いようですね。
人気ドラマやバラエティ番組への出演など大忙しだった40代。そんな中の更年期をどう過ごしていたのかというと……。
「本番が始まると、その不調に蓋をしてしまうんですね。その場しのぎで鎮痛剤を飲んだり、やり過ごしていました」
40代後半から50代前半は、家庭のこと、仕事のことで女性も大忙しの時期ですよね。つい自分の体調をあと回しにしがちで、つらいけど頑張るしかないというのは、共感できるところではないでしょうか。
これに対して、産婦人科医の三輪先生の温かなエールが。
「更年期症状は千差万別で、一人一人症状が異なります。また、どの症状が更年期で、どれが更年期ではないと線引きすることも難しいものです。日常生活に支障がある場合は、やはり婦人科を受診して投薬、ホルモン補充療法など治療をしたほうがいいでしょう。症状は軽いけれど、気になるという人も気負わずに産婦人科を受診してください。治療法はさまざまありますし、日頃できる生活習慣の見直しについてもアドバイスできます!」
確かに、こんな症状で病院に行っていいんだろうか?と思うこと、ありますよね。我慢できるし、これくらいで行くのは恥ずかしい……と思わずに、気軽に受診できるかかりつけ医を見つけることもゆらぎ年代には大切なことかもしれません。
そして、日頃の生活習慣の見直しも大事なこと。特にバランスのいい食事は健康に過ごすための基本ですよね。
更年期以降、女性の人生にずっと寄り添ってくれる「ゲニステイン」
更年期に差し掛かってから、砂羽さんは鉄分を多くとることを心がけてきたそうです。
「焼き鳥屋に行ったらレバーを必ず頼んでいましたし、小松菜やほうれんそうもよく食べています。小松菜はりんごなどと合わせてスムージーにして飲んだり。あとは大豆ですね。納豆が大好きなので、朝食は納豆ご飯にすることが多いです。ほうれんそうや小松菜はお味噌汁にして食べていますし、大豆はかなりとっているほうだと思います」
大豆ブームになる前からごく自然に大豆イソフラボンを摂取していた砂羽さん。さすがです! この食習慣はいかがでしょう、三輪先生?
「自分のライフステージによって必要な栄養素が変わってきます。生理が重い方は鉄分をたっぷりとったほうがいいですし、閉経後は骨粗鬆症の予防にカルシウムやビタミンDを積極的にとるといいですね。更年期以降の女性には大豆イソフラボン、ゲニステインも欠かせません」
自分のことを理解し、知ることがゆらぎ年代を過ごす秘訣
井一編集長から、「砂羽さんなりの更年期の乗り越え方はありますか?」という質問に、「外に出たくない、誰にも会いたくないというときは、引きこもろうと決めました。周りに『ちょっとつらいから』と言っていいんだと思うようになりましたし、お友達とも『つらいよね』と言いながら助け合っています」と砂羽さん。
自分の弱いところを見せたくないと、つい頑張ってしまいがちですが、同じ悩みを抱えている女性同士、悩みを分かち合い、助け合って乗り越えるというのは、勇気をいただく言葉でした。
さらに、質問コーナーでも、体調が悪いときの乗り切り方や、気分を上げるためにしていることがあがりました。
砂羽さんがいつも考えているのは、「仕事はどんなにつらくてもやるしかない! 本番が始まると気合いで乗り切れちゃうけれど、私の場合は役という仮面をかぶっているからできることなので、みなさんは無理をしないでください。無理にポジティブになる必要はなくて、だめな自分を責めなくていいんです」ということだそう。
印象に残ったのが、「開き直ることは好きではないけれど、諦めてください。諦めるって投げやりの言葉と思うかもしれないけれど、『あきらかに見る』ってことだと思うんです。自分のことを明らかにする。自分を知ること、理解することが更年期を乗り越える秘訣だと思います」という言葉でした。
諦める=あきらかに見ること、というのはとっても素敵ですよね! 自分のことだとつい投げやりになりがちだけれど、ちゃんと自分のことを見つめて、認めて、理解してあげる。更年期症状に対しても、つきあっていくうちに「このときは、こうすればいいんだ」という自分なりの対処法が見えてきますよね。砂羽さんも、そうして乗り越えてきたそうです。
砂羽さん、三輪先生、ふたりともハマっていたことは意外にも…?
ここで、会場からの質問をきっかけに意外な事実が判明。「落ち込んだり、イライラしたりするときは、体を動かすのがいい!」というお話から、砂羽さんと三輪先生は二人ともキックボクシングのトレーニングにハマっていることがわかったのです!
汗を流すとストレス発散になり、感情のリセットもできるそう。お二人のお話を聞いて、食生活の見直しに加え、運動も取り入れたいと思いました。
サプリメントの力も取り入れて、よりよい更年期ライフを送りたい
続く第二部ではキッコーマンニュートリケア・ジャパン株式会社の櫻井さんが登壇。ここで砂羽さんが「ゲニステイン」のアンバサダーに就任したご報告がありました。
「今日はみなさんに『ゲニステイン』という成分を伝えるために参りました」と砂羽さん。
サプリメントはつい飲み忘れてしまいがちですが、1〜2回飲み忘れても大丈夫とのこと。
「ゲニステインはゆらぎ年代の女性に試していただきたい成分です。日頃の食事から摂取するのはもちろんですが、吸収性のよい形でとるにはサプリメントで取り入れるのが手軽です。習慣化が大切なので、一日のうちで飲むタイミングのルーティンを決めるといいでしょう。目につくところに置いておくのも飲み忘れを防ぐポイントです」と、櫻井さんからアドバイスがありました。
砂羽さんは、ベッドサイドに水と一緒にゲニステイン配合のサプリを置いているそうです。確かに、寝る前、起床後にすぐ飲めて、無理なく続けられそうです。
「頑張りすぎず、ゆるくていい」砂羽さんの考えに励まされました
一貫して「無理をしないでいい」「ゆるくていい」とおっしゃっていた砂羽さん。サプリメントも飲み忘れてしまうことがあっても、そこで諦めずにゆるゆるでもいいから続けていけたらいいじゃんくらいのノリでいいと、私たちの背中を押してくれました。
表舞台では、明るくパワフルな砂羽さんも、ゆらぎ年代として同じ悩みを抱えていることがわかり、勝手ながら同志のような感覚になりました。そして、「無理しない」「深刻に考えない」「諦める=あきらかに見る」という考えがとっても心に響きました。明日から実践できることばかりです。
会場をあとにする際、「みなさん、ここにいらっしゃっただけで偉いんですよ!」を笑顔で讃えていただき、会場からも大きな拍手が!
大豆製品とともにサプリメントでゲニステインを取り入れ、ゆらぎの幅を小さくしていけたらと思います。ぜひ、みなさんも「ゲニステイン」に注目してみてください!
取材・文/岩淵美樹 撮影/佐山裕子(主婦の友社写真室)