
鈴木砂羽さん「更年期の絶不調から立ち上がるとき、ついつい口から出てしまう言葉がある」意外なセリフは
現在50歳の俳優・鈴木砂羽さん。ドラマ『相棒』などで活躍を続け、アクティブなイメージを持つ砂羽さんですが、実は更年期の不調にもかなり苦しんできた経験が。
そんな砂羽さんの「乗り越え方」って?
オトナサローネ「アフタヌーンエイジプロジェクト」とキッコーマン ニュートリケア・ジャパンがコラボ開催した『「更年期の対処法」リアルトークイベント』より、砂羽さんの金言をピックアップ! 6日連続でお送りします。
絶不調でも、どうしても休めない仕事もある。これ以上悪くしないために心掛けていることとは?
1994年主演デビュー、以来ずっと俳優として走り続けてきた鈴木砂羽さん。40代前半から更年期症状を感じ始めてきたという砂羽さんは、その分だけ「しんどい瞬間の対処法」もご存じです。自分の都合では休みにくいお仕事を続ける中、更年期特有の波のある不調に襲われているときはどう切り抜けてきたのでしょう?
「これは、やるっきゃないんですよ。その日、どんなにつらくても撮影や本番はやってきて、みなさんに迷惑かけることもありますけど、なぜか不思議と気合いを入れるとその時だけできるんです。
根性論になって申し訳ないですが、本番がはじまる直前だけは『この一瞬だけ頑張ろう』と立ち上がってやれるんです。急に声が出なくなったりした時はお休みしないといけないのですが、多少だるいとか、今日は気分が上がらないとなっても、『これは役だから』と思ってやるようにしています。仮面を被ることしかできないんですが、でも、みなさんはそこまでする必要はないと思います」
なるほど。この一瞬だけ立ち上がろうとするときに、なにか元気を出す言葉はありますか?
「普通によっこいしょ、どっこいしょって言ってますね(笑)。そういう声が出ちゃいます。机に手をついて『よっこいしょ』と立ち上がることなんて昔から日常茶飯事で。若い時からだるいキャラクターだったから(笑)。今の方が元気なくらい」
「あきらめる」とは「あきらかに見る」ことでもある。自分のことを明らかにして付き合っていく
体調が上向かないことで自己肯定感がどんどん下がり、ますます体調が悪くなっていく、いうなれば「心身悪化スパイラル」にハマりがちな時期が更年期だと感じます。劇的向上までいかなくてもいい、せめてこれ以上悪くならないよう、横ばいの維持から微向上くらいにしたいと考える人も多いのですが、何を心がけるといいでしょう。
「体調を悪くしないためにすることは、自分を理解することです。みなさん、意外と自分のことをわかっていない。ダメ出しではなくて『こういう私だから』とありのままの自分を知ることですね。知った上で仲間を作って、みんなで乗り切っていくこと。
体調が悪くなるのは誰しもあることだから、体調が悪くなったときに責め過ぎないことです。女性だからゆらいでしまうのは仕方ないこと。開き直るという言葉は好きじゃないけれど、諦めてください。
諦めるって投げやりな言葉と思うかもしれないけれど、『あきらかに見る』ということだと思うんですね。自分のことを明らかにする、つまり自分を知ることが元気のタイミングのもとになるんじゃないかなと。
私はこうだから次はこうなるって、スイッチもわかってくる。そうすればその日ダメだったとしても、3日後の私は違うって思える。そんな風にして日々乗り切っていって、過去のことは忘れちゃう。失敗したこと、ダメだった自分は過去なので忘れて、今を生きるようにしています」
取材・文/岩淵美樹 撮影/佐山裕子(主婦の友社写真室)
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