【ドキュメント】これが借金250万芸人「西日本」の貧乏財布!さんきゅう倉田はどう整理した?(前編)

(本記事は2018年11月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)

仕事が忙しくてお金のことなんて気にしていられない、気にはなるけどどうしていいかわからない、損をするのは嫌だけど積極的に調べたり聞いたりするのは億劫、そう考える女性はたくさんいらっしゃいます。

でも、日々の行動や考え方をスッキリさせるだけでも、お金の動きは良い方向に傾く。

元国税局職員のさんきゅう倉田が、大勢見てきた貧乏な人とお金持ちの違いから分析した、お金が貯まる人の行動を紹介します。

 

最も貧乏な同期の財布

若手芸人というのは、普遍的に貧乏で、生活に困窮しています。東京には一駅に一頭はいるので、見つけたら手厚く保護してあげてほしいと思います。貧しい理由は、そこそこの年齢になっても時給1,000円でアルバイトをしていること、ギャンブルをしていること、浪費してしまうことなど個人によって異なります。しかし、借金があっても元気ににこにこ生きているから不思議です。

 

借金が250万円ある同期がいます。彼の名前は「西日本」。高校を卒業して、すぐによ吉本さんの養成所に入り、卒業して芸人になりました。社会人としての経験がないので、彼には常識というものがありません。三省堂国語辞典によると、「常識」とは「その社会が共通に持つ、知識または考え方」だそうです。

 

彼と、一度パン屋さんに行ったことがありますが、トレーとトングを使わずに、パンを直接手にとって、レジに持って行く奇行を見せてくれました

 

財布の整理を実践しよう

そんな借金が250万円あって、常識のない男の財布の中を見ると、不要なものでパンパンです。前回の記事の内容を実践すべく、所属事務所と本人の同意を得て、財布を綺麗にすることになりました。

(前回の記事「お金が貯まらない人の「財布の中身」これが入ってたらアウト!」はこちら

 

彼の財布の中身です。彼とぼくは同じ財布を使っています。ぼくが入れているお金以外のものは3枚のカードですが、彼は、確認できただけでも44枚のナニカを入れています。キャッシュカード、クレジットカード、ポイントカード、電子マネー、割引券、スタンプカード、会員カード、レシート、ショップカードなどです。

 

ひとつずつ精査する必要性を感じなかったので、キャッシュカード、クレジットカード、ポイントカード、電子マネーを残して、すべて破棄します。しかし、ここで、問題が起こります。彼が抵抗したのです。

 

とくに、割引券とスタンプカードを捨てることに不満を漏らしました。みなさんも、財布の中身を整理するときに「これは使うから」とか「もったいない」と考えて、躊躇してしまうことがあると思います。そういうときは、「この割引券をいつ使うかな」「スタンプが貯まるのはいつかな」と想像してみてください。すると、2ヶ月に一回しか行かない店だったり、今のペースだとスタンプが貯まるのは1年後だったりします。それでいて、大盛り無料とか餃子無料とかドリンクサービスとか500円割引とか、利益は大したことがない。

 

西日本にも、来店ペースと得られるサービスを再確認してもらい、保有するコストに見合わないものを捨ててもらいます。具体的には、すべて捨ててもらうことになりました。

次ページ▶▶財布の整理は、部屋の掃除と一緒! 破棄が難しいカードはどうする?

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