「そらろ」ではもちろんありません。「空ろ」の読み方、知っていますか?
本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「空ろ」です。
「空ろ」の読み方は?
「空」にはさまざまな読み方がありますが、「空ろ」の読み方は「そらろ」でも「からろ」でも「くうろ」でもありません。とはいえ、「空」が表す意味から連想して答えを導き出せた人もいるのではないでしょうか。
正解は……
「うつろ」です。
「空ろ」とは
1 (「洞ろ」とも書く)内部がからであること。また、そのさま。空洞。うろ。からっぽ。
2 心が虚脱状態であること。また、そのさま。表情などに生気のないさま。
3 むなしいこと。また、そのさま。出典:小学館 デジタル大辞泉
という意味です。上記にもある通り、「洞ろ」とも書き、また「虚ろ」とも書きます。
「うつ(ろ)」や「うつ(ける)」という読みは、常用漢字表に認められていない訓読みではありますが、「空」を「うつ」と読む言葉は「空ろ」の他にもあります。
たとえば「空蝉」は「うつせみ」と読み、セミの抜け殻を表します。また「現世に生きる人」や「現世」も表します。この場合には「空蝉」だけでなく、「現人・現身」とも書きます。
他には、あまり聞き慣れない表現ではありますが、以下のものがあります。
- 空柱(うつおばしら)
- 空穂(うつぼ)
- 空木(うつぎ)
「空柱」とは「雨水を通すためになかを空洞にした柱。箱樋(はこどい)」を表します(出典:うつおばしら|言葉|漢字ペディア)。「空柱」という表現に比べると「箱樋」の方が印象として馴染みがありますが、“空洞にした柱”であることは「空柱」という漢字表記の方が思い浮かべやすいですね。
「空穂」はその読み方からウナギ目ウツボ科 に分類される魚類「ウツボ」を思い浮かべた人がいるかもしれませんが、この「空穂」は実は道具の名前を表します。
「空穂」とは
矢を入れて腰や背につける筒形の道具。
出典:うつぼ|言葉|漢字ペディア
を意味します。「靫」とも書きます。ちなみに魚類の「ウツボ」は「鱓」と書きます。
「空木」は、木釘や楊枝としても利用されるユキノシタ科の落葉低木の名前です。「卯木・楊櫨木」とも書き、「空木」の由来は幹の中が空(から)であることからきています。
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