風俗で月収100万円、でも税金を払っていないオンナはどうなる?(前編)
(本記事は2019年11月初出の記事に2023年8月加筆修正を行いました)
元国税局職員 さんきゅう倉田です。吉本興業で芸人をしています。
雨ニモマケズ、風ニモマケズ、東に媒体があれば記事を書き、西に講演会があれば行って話をし、南に出演依頼があれば行ってためになることを言い、北に取材があれば「税金は会費だよ」と言っています。
風俗店で働く女性と税金
東京で仕事をしていると、様々な働き方の人と出会います。
会社員だけど副業でライターをしている人、フリーランスとして複数の業種にまたがって仕事を受注している人、SNSに写真を投稿して莫大な富を得る人。
ぼくが社会人になった頃には、そのような働き方はなかったと思います。
政府は副業を推奨し、副業を許可する大手企業も増え、多様な働き方により、人々の収入の基となる行為は複雑化しています。みなさん、それぞれの「得意」や「好き」を活かしてお金を稼いでいますね。
自分と同じくらいのステージにいたと思っていた知人が、急にお金を稼ぎ、羽振りが良くなって自慢をしてくることもあるでしょう。それに対し、称賛をする人もいれば、妬んだり嫉んだりする人もいます。
ぼくの知人の女性は、親しかった友人A子さんが離婚を機に働き始め、心配しているそうです。それは、働いている場所が性風俗店で、その店は給与から所得税を源泉徴収していなかったから。A子さんは「風俗はたくさん稼げるし、税金もないんだよ」と嬉しそうに言っていたそうです。
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