「とか」でも「とばな」でもありません。「徒花」の読み方、知っていますか?

2023.10.03 QUIZ

本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「徒花」です。

「徒花」の読み方は?

「徒」の読み方といえば、「生徒」や「徒歩」などに用いられる音読み「ト」が思い浮かびます。ですが、「徒花」の読み方は「とか」でも「とばな」でもありません。

まずは正解を見てみましょう。

正解は……

「あだばな」です。

「徒花」とは

①咲いても実を結ばない花。転じて、うわべは華やかでも実質の伴わない物事。
②はかなく散る花。

出典:あだばな|言葉|漢字ペディア

という意味です。①と②を表す「徒花」は「むだばな」とも読み、「無駄花」と書き表すこともあります。

「徒」という漢字を調べてみたところ、「ト」以外は常用漢字ではないものの、思いがけずさまざまな読み方がありました。

「徒」は

  • 音読み ト(常用漢字表外)ズ
  • 訓読み(常用漢字表外)かち・いたずら(に)・むだ・あだ・ともがら・ただ

と読みます。

「徒(あだ)」がつく言葉の意味

訓読みの中にもありますが、そもそも「徒(あだ)」とは

①むだ。
②はかないさま。実のないさま。

出典:あだ|言葉|漢字ペディア

という意味を表します。

そのため、「徒」がつく言葉で「徒花」以外に「徒(あだ)」と読む言葉の意味には「むだ」を表したり、「はかないさま」から転じてか「移り気」を表すものが多く見られます。

例えば「徒事」は「あだごと」と読み、

①意味のない、むだなこと。つまらないこと。
②はかないなぐさみごと。また、情事。

出典:あだごと|言葉|漢字ペディア

という意味があります。

「徒人(あだびと)」や「徒し心(あだしごころ)」という言葉は「移り気」な人や心を表します。「徒人」は「浮気な人。まごころのない人」などを表し、「徒し心」は「誠意のない移り気な心。変わりやすい心。浮気心」を表します。

 

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