【笠原将弘】まさか、みそ汁に「塩さば」!?これがびっくりするほどおいしくて【汁とめし#2】

2023.10.17 FOOD

手軽で簡単、くり返し作って食べたくなる汁

料理が得意でない人でも、おいしいと思える汁ものが作れて、白いごはんがつやよく炊ければ料理は上出来です。「汁とめし」の2品献立が究極だと笠原さんは言います。

だしもちゃんととらなければいけないわけではありません。おいしいだしは「ほったらかし」でもとることができます。なべに水、こぶ、煮干しを入れて30分以上そのままに。ひと晩おけば、もっと深い味わいに。

旬の野菜や残りものの食材など好きな具材を汁ものに。汁と一緒に、ぴかぴかの白めしを一緒に味わっていただきましょう!

 

塩さばの船場汁(せんばじる)風」

大阪の問屋街・船場が発祥とされている船場汁。本来は、さばのあらも使って大根と煮る、すまし仕立ての汁のこと。

今回は、お手ごろ価格で手に入る塩さばを使います。切り身の塩さばを使うことで下ごしらえは不要! しょうゆではなく、みそを使うのがポイントです。また、こぶのまろやかなうまみが、さばの強いうまみを引き立ててくれます。あらびき黒こしょうを振って味を引き締めるのもおすすめです。

 

■材料(2人分)

塩さば(半身)…1枚

大根…150g

[A]

こぶ(だし用)…3g

水… 500㎖

酒…100㎖

 

みそ…大さじ3

ねぎの小口切り…1/4本分

あらびき黒こしょう…少々

 

■作り方

1 大根は5㎜厚さのいちょう切りにする。

2 塩さばは小骨があればとり、食べやすい大きさに切る。

塩さばは中骨をとってあるので扱いやすく、魚の汁の実として使い勝手がいい。

 

3 なべに A、1、2 を入れて中火にかけ、煮立ったらアクを除く。弱火にし、大根がやわらかくなるまで 15 分ほど煮る。煮汁が減ったら水を足す。こぶをとり出し、みそをとき入れる。椀に盛り、ねぎをのせてこしょうを振る。

 

【ポイント】こぶはみそを加える前にとり出す。こぶは、そのまま細切りにして汁にもどし、具として食べてもおいしい。

 

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