【関節痛・こわばり】更年期だから、と放置しちゃいけないコワい理由
【Q 】更年期に関節が痛むのはなぜですか?
【 A 】
更年期の関節の痛み、つらいですよね。
日本の女性は平均は一般的に50歳頃に閉経を迎えるといわれてきましたが、昨今の研究では平均値は52歳だとされています。閉経前後の5年間が更年期と定義されます。この時期には女性ホルモンの分泌が不安定になることでさまざまな不調が生じます。
関節痛も更年期の不調のひとつです。
女性ホルモンの役割のひとつに、関節の炎症や痛みを抑える作用があります。そのため、女性ホルモンの分泌が低下すると、手指や肩、ひざなどの関節の痛みが引かないといった不調が出るのです。
更年期世代の女性の約半数が関節痛に悩んでいるといわれています。
しかし、関節痛の原因は女性ホルモンではないこともあるので注意が必要です。
【 Q 】更年期以外にどんな原因が考えられますか?
【 A 】
関節痛は、更年期以外が原因になっている場合もあります。
その一例が「関節リウマチ」や「膠原病(こうげんびょう)」です。
このふたつの病気は、発症年齢が30~50歳と更年期と被っているため、更年期症状と誤解されてしまう場合もあります。
関節リウマチは、免疫の異常により関節の周囲の「滑膜(かつまく)」が炎症を起こし、悪化して骨や軟骨が破壊されていく病気です。
主な症状は関節の痛みや腫れのほかに、微熱や倦怠感などがあります。
膠原病は、遺伝子的な要因と、ウイルス、紫外線といった環境などが影響して発症する病気です。
関節の痛みのほかに、手指のしびれ、爪の変形、発熱、湿疹などがみられ、脱毛や口内炎などが起こる場合もあります。
>>【 Q 】 関節痛の原因を見極めるにはどうすればいい?
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